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激ヤバ!オレたち死ぬのか!

メガピンク・みくはウェディングドレスを衝動買いして、メガブルー・瞬の元に向かいました。
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瞬、あのね、私… どうしてもやりたい事が…

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俺がやりたかったのはこんな半端な画の個展

じゃない!!! やり残した事が大き過ぎる。


ドクガネジレの粉を浴びた一万数千人(メガレン5人を含む)は24時間後に確実に死ぬ。
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高校生戦隊が使命に目覚めた、第16話「激ヤバ!オレたち死ぬのか!」を紹介します。
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「テレビゲーム」に加え、95年から普及した「インターネット」もテレビ視聴率を下落させました。
本作はそれら「デジタル」要素を採り入れて、高校生戦隊を「リアル」気味に描きました。

「ターボレンジャー」が幼少時に”妖精の光”を浴びたという「ファンタジー」に対し、
「メガレンジャー」は第1話でデジタイザー(変身アイテム)に”音声パターン”をインストールし、
メガスーツ(強化服)に”DNAパターン”を記録… が「正義の味方」になった切っ掛けでした。


小中高生が周囲に正体を知られずに”正義の味方”と”学校生活”を両立するためには
「コピーロボット」が必要でしょうけど「パーマン」以外の作品では一体どうしてるんでしょうねw
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でも「宇宙人」「超自然的な存在」なら納得してしまいますが「人間」が小中高生を選んだ場合、
「そんな危険な事をさせて良いの!?」という疑問が湧いて来ます。


第7話「ナンなの?おっかけ迷惑娘」(97.3/26)は7年半続いた「金曜17:30-55」枠最後の放送。
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メガブラック・耕一郎に恋する三島由里花により、彼とメガイエロー・千里が急接近しました。

第8話「負けるか!逆転チームワーク」(97.4/6)から現在の「日曜朝7:30-8:00」に放送枠変更、
「科学戦隊ダイナマン」第8話「悪の花 王女キメラ」(83.3/26)以来14年ぶりに「30分番組」
に戻りました。 この回では「鳥人戦隊ジェットマン」第50話「それぞれの死闘」(92.2/6)での
ブラックコンドル・結城 凱以来2度目になる衝撃の「マスク割れ」がありました。
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メガレッド・健太を庇って、耕一郎は「死にそうな目に遭った」のです!!!

久保田博士は自らが任命した5人の友情・チームワークが深まった事を喜びますが、

第38話「戦慄!ネジレジアの凶悪戦隊」でDr.ヒネラーが嘗ての友・鮫島博士と判明すると
5人を戦いに巻き込んだ事を後悔したり、詫びたりして「何を今更!?」でした。

「テレビゲーム」と違う”リセット出来ない”命懸けの戦いを「高校生」にさせる事自体、純然な
「ファンタジー」ではなく「リアル」気味な作品なので、フィクションだと分かってても時々
疑問を感じてしまうという「構造的問題」がありました。 「ターボレンジャー」の
妖精シーロンと太宰博士は高校生5人を戦わせてる事を悩んだりしませんでしたねw


第16話は5人が「正義の味方」の使命に完全に目覚めた「超神回」でした。
メガレンジャー故に、このままでは自分達の命が「午後6時」までであることを知らされます。
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この事はまだ「一般人」には知らせてはいない

正午(あと6時間)に瞬、健太、みくは”やり残した事をするため”デジ研から出て行きました。
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最後の最後まで希望を捨てないのがメガレンジャーだろう

瞬は第3話で「CGデザイナーになる夢」のためにメガレンジャーをやめようとしました。
みくがその回で庇う様な発言をしましたが、特に彼を好きな感じではありませんでした。
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僕の夢でしたから 当時の最先端なので、PCなど却って時代を感じます。

千里の夢はカメラマン。 「私のやり残した事…」と呟いて耕一郎にレンズを向けました。
(注:募集時には「カメラマン(男女)」と書かないと男女雇用機会均等法に違反してしまいます)
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私達メガレンジャーだもん、最後まで希望を持っていよう!

耕一郎は第12話で高校生活とメガレンジャーの両立に悩んで一度「退学届け」を出しました。


「カルビの特上10人前」を食べていた健太は「ドクガネジレの粉を浴びた人々」に遭遇。
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その胸に沸き起こるモノがありました。 その頃、瞬とみくも同様の経験をしてました。

3人はデジ研に帰って来ました。 その直後にドクガネジレが現れ一筋の光明が見えます。
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明日きっと咲くよ、みんなで見ようよ明日♪

何とかドクガネジレの体の一部を採取出来ましたが、残り1時間半で毒が効いて来ました。
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装着可能なコンディションLVを下回ったんだ

彼らは毒に犯された絶望的状況でも生身で戦い続け、ギリギリで抗体が間に合いました。
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たっぷりとお返しさせてもらうおうか!!!

等身大戦では秒殺! 巨大戦では「毒が飛び散るぞ~!」と見苦しいドクガネジレを…
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ゲームオーバーだ!!! 宇宙に連れ出して粉々に爆破しました。

ウェディングドレスは自腹で買って、結局着なかったという唯一の珍しいパターンでしたねw
今回の「大事件」で犠牲者は一人も出ず、5人はみくが買った花を笑顔で見られました。
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これ誰のために着るつもりだったの~?

このお話は脚本家・小林靖子さんの戦隊での初脚本でした。 次作「星獣戦隊ギンガマン」を

初め「タイム」「シンケン」「ゴーバスターズ」の4作品でメインライターを担当されました。

「高校生戦隊」を「リアル」気味に描いた作品で非常に面白い回も多かったんですが、
終盤で5人は正体がバレて「無敵超人ザンボット3」的に迫害されます。
”名古屋テレビ+サンライズ”初作品は「正義の味方」を「リアル」気味に描いてました。
(第2話で敵前変身等「方針が定まってなかった」と思われるシーンが序盤は多いです)


「ヒーロー物」(「正義の味方」が登場する作品)は非常に愛されてますが、
少数の「超人」が「人類」「地球」を護ってる事自体が「ファンタジー」だと思います。
こう言っては何ですけど… 誰も犠牲者を出さずに護れるハズがないんです。
その中で「リアル気味」な方向を目指すと、普段は流して観てる様々な矛盾が
管理人は気になり出してしまうんです。 そういう方はきっと多いと思いますね。
「リアル気味」も面白いんですが、避けられない「構造的問題」だと思います。

次回から歴代戦隊の「正義の味方になった切っ掛け」をまとめて
「彼らは幸せなのか?」をもうちょっと考えて行こうと思います。
でわ
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コメント

堀川廉

小林靖子といえば…
最新のゴーバスターズを除くメインライターを務めた全ての戦隊で
"元々の予定と違う人間がレッドになってしまった"話を書いて
ましたねー(これに気付いたのは高校の時からの友人でしたが)

実はメガレンジャーはあまり本放送時には見てませんでした…
オーレンジャーの後半位の頃から1人暮らしを始めたのですが
そこの電波状況が最悪で室内アンテナ程度では改善できず、
ギンガマンの頃にケーブルTVに加入するまであまりTV自体
見られなかった上に、丁度その頃にゲームにハマッてたもので…

ちなみに"カーレンジャー"は前述の友人にビデオを借りてダビング
したため全話ほぼリアルタイムで見ることができました。

近年になってそのケーブルTVから見られる"東映チャンネル"の
再放送でメガレンジャーも全話手に入れましたが、見てて
かなり気になったのは前半の頃の巨大戦では他の戦隊と違い、
常時100人からのスタッフを載せたままで戦っているという
設定になっているので、戦闘中ギャラクシーメガが倒れたり
したら中では大惨事になるんじゃないかということでした。
でもそこから考えるに、こと巨大戦に限っていえばあながち
高校生のみに戦わせて他の大人たちは安穏としてた訳でもないですね。

あと、健太がメガレンジャーの装備を年賀状に使おうとして
デジタイザーを失くした回は今回取り上げた話と続けて見たら
戦士の自覚ゼロでかなり酷いと思います。
(まぁあの回は最終決戦前の総集編なのですが…)

メガレンジャーの問題点は等身大戦の時の武器がかなり地味で、
そっちは最後までパワーアップしないままだったというのが
ありますね。あと、ネジレンジャーの人間態がなく、
ヤミマルとキリカ程魅力的な敵キャラにはならなかったのも
残念な所です。(それなりに見せ場はありましたが)

ただ、#16では犠牲者は出なかったようですが、あれで近しい
クラスメイトに犠牲が出ていたらそれこそ"ザンボット3"の
「人間爆弾」ですね。(対象者に印が現れる所も含めて)
どっちかといえば"ゴーゴーファイブ"#34の毒花粉の方が
敵の目論見からすると人間爆弾に近いのでしょうが…

珍来

お久しぶりです、堀川廉 さん
言われてみれば「ギンガ」「タイム」「シンケン」の共通点ってそれですね!

ゲームにハマるとテレビを観なくなりますよね、ネット始めるともっと。
カーレンは本放送で観たら、個人的に受け入れられなかったと思います。
「何で安月給なのに地球の平和まで守らないといけないの!?」とかw

ギャラクシーメガにスタッフが乗ってる事は
終盤で意味がありましたが、元々の予定ではなかったでしょう。
メガはクリスマス大決戦と年末総集編の元祖でしたね。
ネジレンジャーは赤、黒、黄で人間態がありました。

「何でも有りの敵」から人々を護る事は不可能ですが、
「人がバタバタ死ぬのがリアル」は御免です。
でわ

あさばよしゆき

ごめんなさい
堀川廉さんと管理人さんのコメントのやりとりの最中申し訳ないのですが私はバトルフィーバーJから数えて昭和最後の戦隊の超獣戦隊ライブマンまでの10作品しか最初から最後まで見ませんでしたから電磁戦隊メガレンジャーに関してはリアルタイム時ほとんど見ていなくて予備知識もあまり持っていません、近年になってDVD化、東映チャンネルでの再放送がありましたがどちらにも手をつけていません、平成の戦隊で最初から最後まで見たのは海賊戦隊ゴーカイジャーと特命戦隊ゴーバスターズの2作品だけです、今現在鳥人戦隊ジェットマンを第1話からDVDをレンタルして見直していますが、ただあるサイトでメガレンジャーの評論文を読んで考え方が変わったのでメガレンジャーも見直したくなりました、ジェットマンを全話視聴した後にレンタルで見直してみようと思います、現在の戦隊の原点は東映のサイトではジェットマンと言ってますがメガレンジャーが現在の戦隊の原点と評論文には書いてありました、メガレンジャーの5人が守るべき地球人から迫害を受けたりする展開は昭和の戦隊では超新星フラッシュマンを彷彿させるものがあります、以前私が管理人さんに言われた事なんですが昭和の戦隊も平成の戦隊も駄目な作品は1つもないと、あくまで視聴者個人の主観の問題なんですね、ライブマンのDVDの解説書のインタビューでイエローライオンを演じた西村和彦さんがゴーカイジャーにゲスト出演した時に戦隊シリーズはライブマンの頃と何一つ変わっていないと仰ってました、ゴーカイジャーではメガレッドが歳を重ね、高校卒業後、自身の母校の教員になっていて学校の生徒と一丸となってゴーカイジャーに協力しバスコの作戦を打ち破ると言う展開が良かったです。

珍来

こんにちは、あさばよしゆき  さん
「勇者シリーズ」の記事でも触れましたが
90年代初頭と末は特撮とアニメにとって ”ヤバい時期” だったので
「ジェットマン」と「メガレンジャー」は”大きな賭けをした”と言えます。

「ファイブマン」は途中から視聴率が回復しましたが玩具は奮わず、
「カーレンジャー」は視聴率が低迷しましたが玩具は奮闘しました。
それぞれの作品がその時期ごとに最善を尽くしたと思います。

健太が母校の教員になっていたのは驚きましたね。 
私の前の世代くらいから教員になるのは非常に大変になったのに、頑張ったんだ!
でわ

kivaxtuto

靖子さんはゴーゴーファイブだと
ダイモンが武器で敵を倒す際に近くにいた少年を巻き込んでしまい
少年の母親に非難され
実は子供に気付きながらも大丈夫と高を括ったことで
ダイモンを庇った少年の父親からも非難された事で
戦士の資格がないと戦いを放棄する回とか書きましたね

珍来

こんばんわ、kivaxtuto さん
第27話「イエロー戦線離脱」ですね。 あれは熱いお話でした。
「俺は慰めねぇぞ、励ますつもりもねぇ。 
自分の責任は自分で取れ、立ち上がって来い。
そしたら俺達はいくらでも支えてやる!!!」
の兄ぃの台詞がそらで書けます。 一部間違ってるかも知れませんw
でわ
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珍来・戦隊ヲタク

スーパー戦隊シリーズを全話視聴した
ことが小さな自慢の戦隊ヲタク