2010.04.08 (Thu)

「スケバン刑事」以降の「美少女シリーズ」

「スケバン刑事」シリーズ終了後に制作された亜流作品。
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「少女コマンドーいづみ」(87年11月~88年2月)4ヶ月で打ち切り。 全然覚えてないですね。

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「花のあすか組!」(88年4~9月) これも全然覚えてない、ほとんど見てなかったですね。
左から、石田ひかりさん、小高恵美さん、小沢なつきさん。

以降は「東映不思議コメディーシリーズ」の「美少女シリーズ」に受け継がれました。
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「スケバン刑事」が大ヒットしたのは
セーラー服の②美少女(アイドル)が③名乗りと啖呵を決めて戦うからです。
それまで①+②、②+③の組み合わせはあっても①+②+③は無かったのです。
「スケバン刑事Ⅱ」からは④共に戦う仲間 が偶発的に加わり更に強力になりました。

しかし、冒頭の2作品は③を成立させていたヨーヨーに代わる武器が無かったので
戦闘(アクション)にどうしても迫力が出せず、
名乗りと啖呵も決まらなかったことが失敗の原因だと思います。
ヨーヨーの「カット割り」によって女優さんのアクションの負担を軽減出来て、
「桜の代紋」が「水戸黄門の印籠」のように名乗りと啖呵の迫力を出したのです。


「東映不思議コメディーシリーズ」は「あすか組」より、小沢なつきさんを抜擢して
・第9作「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」(89年1~7月)より
「美少女シリーズ」に移行しました。 奇しくも平成の始まりと同時期でした。
①をチャイナ服、③を魔法のアイテムに変えて番組は大人気! でしたが…

主演の小沢さんが電撃引退、降板してしまったため半年で終了してしまいました。
のちに小沢さんは「忙し過ぎて訳が分からなくなった」と仰ってます。
3人と違って、主役を1人で演じることは計り知れないプレッシャーがあるのだと思います。

・第10作「魔法少女ちゅうかないぱねま!」(89年7~12月)
前作の世界観を受け継いで、ヒロインに島崎和歌子さんを抜擢しましたが
やはり視聴者側の違和感を払拭できず、ノリ切れなかったようです。
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しかし島崎さんは千載一遇のチャンスを生かし、バラエティでメジャーになりました。

・第11作「美少女仮面ポワトリン」(90年) 同シリーズの最大ヒット作!
ヒロイン・村上ユウコ(ポワトリン)役に乙女塾から花島優子さん抜擢しましたが…

後半から妹・モモコ役の前田利恵さんが「ポワトリンプティット」に変身して
Wヒロインになりました。 ヒロイン1人では30分番組を1年持たせることは難しかったようです。

・第12作「不思議少女ナイルなトトメス」(91年)
ヒロイン・中島サナエ(トトメス)役に同じく乙女塾から堀川早苗さんを抜擢。

実は同時期に「美少女戦士セーラームーン」(漫画版)という潜在的な「脅威」が現れました。
原作者の武内直子さんは特撮マニアで「ポワトリンとスーパー戦隊を参考にした
ことを公言されてますが、管理人・珍来が思うに「スケバン刑事」も入ってると思います。
なぜなら「セーラー」戦士のコスチュームがどう見てもセーラー服を基調としてるからです。

①の言わば「魔法の美しい戦闘服」のデザインを「美少女シリーズ」の「先祖」というべき
「スケバン刑事」の「セーラー服」から採ったことが大ヒットの要因の一つだと思います。
セーラームーンが決め技に使う「ティアラ」は「ヨーヨー」その物ではないでしょうか?

更にレギュラーメンバーを3人ではなく、5人にしたことは戦隊を参考にしてるでしょう。
ただ、天体(月と惑星)をモチーフにしたことは素晴らしいアイディアですね。
セーラーレッド」「セーラーブルー」… ではどうにもパクリみたいで締まらないですからw
それも「聖闘士星矢」の「星座」を参考にしたのかも知れませんけどね。
「セーラームーン」は当時流行った作品を綿密に研究し尽くして、それぞれの長所を洗い出し
天才的にアレンジした偉大な作品だと思います。

・第13作「うたう!大龍宮城」(92) ヒロイン・乙姫:中山博子さん。
「美少女シリーズ」も5作目で新機軸を打ち出したようですが、苦戦。 その間隙を縫って…

「美少女戦士セーラームーン」(アニメ)がスタートし、本格的な「脅威」になりました。

・第14作「有言実行三姉妹シュシュトリアン」(93)
ヒロインを3人チームにしたのはセーラームーンに対抗するためでしょうが時既に遅し! 
「スケバン刑事Ⅱ」という前例がありながらチームにすることにずっと気付かなかったのです。

「セーラームーン」に太刀打ちできない形で「東映不思議コメディーシリーズ」は終了。
「スケバン刑事」以来蓄積してきた「美少女シリーズ」のノウハウを全て、
「セーラームーン」とそれ以降の亜流アニメ作品に持って行かれてしまいました。
もし、トトメス辺りで3人チームにして作品世界を拡げることに気づいていれば、
或いは対抗出来たかも… 多分に管理人の思い込みも混じっていてすいません。

昔からあった「女児向け特撮」の発展形とも言える特撮「美少女シリーズ」は10年後に
実写版「美少女戦士セーラームーン」(03-4年)で一度だけ復活したのみです。
でわ
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Comment

冒頭に、掲載されている「テレビジョン
ドラマ」という雑誌。懐かしいですね。
私も、何冊か購入したことがあります。
全国のテレビ局で、どんなドラマの再放送があるかや
、何年何月~何年何月までのテレビドラマの出演者全員
のリストなどが掲載されていました。

また、京本政樹さんの、連載も興味深く
読んでいました。

インターネットが普及していなかった
時代には、貴重な雑誌といえるのでは
ないでしょうか。
nanasi |  2010.04.08(木) 19:26 | URL |  【編集】

いつも長文ですみません

オーレンが始まった年にやった戦隊特番で
(司会が田代まさしと相原勇笑)
セーラームーンの作者がインタビューに出てて、
はっきり「戦隊シリーズに影響を受けた」と言ってましたが
ポワトリンも参考にしてたんですね・・・凄く納得しました。
でもアニメだったし、自分は「女5人戦隊」ってのがどうしてもダメでした。
やっぱりヒーローの中で頑張るヒロインのほうが私は好きみたいです。

だから単体のぱいぱいといぱねまは大好きでおもちゃも持ってたのですが、
まさかの翌年のポワトリン大ブームで
「みんな去年までこの年齢までこんなの見てるのバカにしてたのに!!」と
一人怒ってました(笑)既に小学校中高学年だったので。

少女コマンドーいずみは、みんなおもちゃ屋に
あの桜の大門のヨーヨーを買いに走ったのに(買えない子はビー玉、翌年折り鶴笑)
いきなりバズーカですからね・・・
「スケバン刑事」が終わったってショックも大きかったですが、
パイプをバズーカがわりにしても一瞬でみんな飽きましたね。
あすか組は、原作の大ファンだったので悉く設定が崩されたのがショックでした。
頑張って「ぱいぱいのお姉ちゃん出てるから」って耐えたけどくじけました。
今では全部が懐かしい思い出です。
たけ |  2010.04.08(木) 20:21 | URL |  【編集】

こんばんわ、nanasiさん

冒頭の画像は転載しても問題無さそうなのを探しましたが、
そんな詳細な情報が載ってる雑誌だったんですか。

京本政樹さんの連載ですか。
特撮ヲタクなんですよね… とwikiを読んだら、
俳優になってから撮影技術的なことに興味を持たれたようですね。
プロデュース面にかなりお詳しいようです。
でわ
珍来 |  2010.04.08(木) 20:46 | URL |  【編集】

こんばんわ、たけさん

その「95年の戦隊特番」の動画を探してるんですよ!
小牧リサさんが出演されてるので一度見てみたいです。

私はここに挙げた作品を再放送で見たポワトリンを除いて、
どれも数話しか見てませんし、スケバン刑事の原作も読んでませんw

セラムンを初めて見た時「色んな作品の寄せ集め、良いとこどり!」と感じました。
そして原作者の「ポワトリンと戦隊を参考にした」という情報を聞いた時に
「スケバン刑事は? セーラー服はどこから来たの?」と思ってしまったのです。

今回やっとその「思い込み」を雑多でも文章に出来て、自己満足してますw

どちらかと言えば特撮側の人間である管理人からすれば、
特撮側で必死に試行錯誤してきたノウハウを
最後にアニメ側に持って行った「セーラームーン」は何となく悔しさを感じる作品です。
でわ
珍来 |  2010.04.08(木) 21:02 | URL |  【編集】

美少女戦士セーラームーンは不思議コメディーシリーズを終了に追い込んだだけではなくセーラームーンと同じ時間帯の裏番組のまんが日本昔ばなしを終了にまで追い込んでいます、それはセーラームーンの前作の聖闘士星矢でもなせなかった事です、セーラームーンは管理人さんの仰るとうり星矢の良い部分を継承した感じではありました、セーラームーンの社会現象に関してはマスコミが勝手に騒いでいただけだと思います、その為セーラームーンという作品の本質から外れた見方をした人が増えたという事につながりましたね、私はそれが嫌で仕方なかったです。
あさばよしゆき |  2010.04.09(金) 13:55 | URL |  【編集】

こんばんわ、あさばよしゆきさん 

調べたら3年前は星矢の放送枠でした。
セーラームーンの母体となった「コードネームはセーラーV」という作品では
「天体モチーフ、5人組」というアイディアは無かったようなので
アニメ化する際に付け加えられたのかも知れません。

私は余り見てなかったので本質とかは分からないのですが、
「高度に寄せ集められた作品である」と感じたことはハッキリ覚えてます。
でわ
珍来 |  2010.04.09(金) 18:38 | URL |  【編集】

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