2012.02.26 (Sun)

東映まんがまつり (67、69~89) その1

「東映まんがまつり」というタイトルは69年に定着して89年まで約20年間も使われました。
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「マジンガーZ対デビルマン」(73年7月)は放送局が異なるので、最も異色の作品でしょう。

「マジンガーZ対暗黒大将軍」(74年7月)は最も衝撃的な作品と言っても良いかも知れません。
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この間に「第一次石油危機」(73年10月)が発生したため「変身ブーム」(71~4)は終了し、
「マジンガーZ」(72-4)が起源の(人が乗る)「巨大ロボットアニメ」が躍進しました。

管理人は子供の頃に上記2作品が続けてテレビ放送されたのを観て大ショックを受けました。
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日本映画は(白黒)テレビの急速な普及により60年代には「斜陽」になりました。
64年には東映が「子供向けテレビ作品」を数本まとめて長期休暇期に上映することを始め、
次第に「テレビでは観られない!」を謳い文句にした作品が製作され人気を集めました。

「高度成長期のピーク」73年7月のテレビCM、今では考えられないほど豪華過ぎる6本立て!


東映~まんがまつり~ のタイトルコールが耳に残って離れません。

「仮面ライダーV3対デストロン怪人」は「変身ブームのピーク」的な作品です。
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決定稿タイトルは「V3対ダブルライダー」だったそうで、爆破の凄まじさは伝説と化してます。

「その他」と紹介されてますが、それぞれ革新的でオリジナリティ溢れんばかりの作品です。
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正に「お腹一杯」の内容で、当時の子供達(管理人より上の世代)は大いに熱狂したでしょう。
観終わった後に「百貨店」(デパート)で買い物して、大食堂で「お子様ランチ」を食べれば
「夢のような贅沢」でしたが、当時はまだそういうことが出来る家庭は少なかったようです。


マジンガーZの「人が乗る巨大ロボット」というアイディアは永井豪 大先生によるもので
既にコクピットが着脱式の「パイルダー」でした。 「天才」という言葉では全然足りません!
再放送されてましたが、管理人は「アフロダイA」が苦手で見続けられませんでした。
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「光子力(オッパイ)ミサイル」搭載のパートナー「女性型ロボ」のアイディアも天才的ですが、
すぐにヤラレてしまうことがどうにも耐えられませんでした。 好きな方、ゴメンナサイ!

「マジンガーZ対デビルマン」では兜甲児と不動明のバイク対決がありました。
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俺ならマジンガーZを空から攻めるね!

テレビ版に先駆けて別の展開で「ジェットスクランダー」が登場することが斬新でした。
(飛行ユニットによる)「パワーアップ」というロボアニメの”定跡”を既に確立)
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俺で良かったらいつでも手を貸すぜ!

妖獣軍団によりスクランダーは破壊され、さやかさんとシローが連れ去られますが、
デビルマンが救出してくれました。 甲児を「友」と見込んで正体を明かし握手をします。

更にデビルマンは光子力研究所を守ってくれましたが、雲の上に連れ去られてしまいます。
スクランダーは修理を終えたばかりでテストが済んでない、甲児はムリを承知で懇願します。
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発射してくれなければ教授を一生怨みます

スクランダークロスしたマジンガーZは正に無敵! デビルマンを見事救出します。

一緒に空を飛んで手を振って別れるEDにも痺れました。

空飛ぶスーパーロボット・マジンガーZの「無敵感」を堪能した後で…


次の「マジンガーZ対暗黒大将軍」では”予言者”が「終末ブーム」的な予言をします。
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この世の終わりはすぐそこまで来ている!

さやかさんはシャワー中に甲児と「大変だぁ!」と飛び込んだボスに覗かれる。

ミケーネ帝国の戦闘獣軍団がニューヨーク、ロンドン、パリ、モスクワを壊滅させてる間…
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その魔の手が東京にも迫ってることを知らず、踊り狂う甲児とさやかさん。 サービス満点!
「高度成長」「GNP世界第2位」に浮かれてた少し前の日本を象徴させてるかも知れません。

コメディリリーフ・ロボ「ボスボロット」のアイディアも天才的ですが、やはり苦手でしたね。
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アフロダイの後継機「ダイアナンA」も悪霊型戦闘獣・ダンテに簡単にヤラレます。
「スクランダーを造った弓教授がもっと強いロボを造れないのか?」と疑問に感じてました。
(後で気付いたようですが、ダンテの声がテレビ版の剣鉄也と同じことも「?」でした)

戦闘獣軍団にマジンガーZは満身創痍のダメージを負わされ、修理が終わりません。
更に甲児は弟・シローに大量の輸血をしました。 祖父と父の写真に独白する甲児…
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正直言って出撃することが怖い 管理人もショックでした。

「弓さやか」について最も印象的だったシーンは、死を覚悟して出撃する彼に…
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シロー君のプレゼントよ  「行かないで」と言わなかったことです。

次作「グレートマジンガー」(74-5)の登場はマジンガーZの最終回を先駆けてました。
(「新番組開始」は玩具メーカーの意向だそうですが、のちの「2号ロボ」のヒントになりました)
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マジンガーZの兄弟さ!  私はその「強さ」と「声」に驚愕しました。

「マジンガーブレード」を手渡し、Zに華を持たせ同時攻撃で獣魔将軍にトドメを刺す…
震えが来るほどのカッコ良さでしたが「剣鉄也」の声が何と「デビルマン」と同じだったのです!

その時はただ混乱しただけでしたが、私にとって「初めて声優を意識した作品」でした。

10年数後に本作の鉄也は田中亮一 氏が演じ、テレビ版の鉄也を演じた野田圭一 氏は
本作ではダンテ(とアルソス)を演じてたことを知りました。

巨大ロボアニメは大先生の更なる「天才的アイディア」で躍進しますが、
第一次石油ショックによる制作費の高騰は、映画「ゴジラ」(東宝)と「ウルトラマン」、
そして「仮面ライダー」の”3大タイトル”を75年までにシリーズ中断に追い込みました。
しかし、同じ年に実写版初となる「集団変身ヒーロー」番組がスタートします。
その辺のことは次回「その2」で触れます。
でわ
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テーマ : アニメ - ジャンル : テレビ・ラジオ

00:00  |  巨大ロボアニメ

Comment

リアルタイムではあまり見に行ってないですが。

 まんがまつりはきかんしゃやえもんの時しか行っていないのでオリジナルのマジンガー映画はテレビやビデオが初見でした。この時は紙帽子と子供みんなでマジンガーの歌を大合唱したのが記憶にあります。
 マジンガーとデビルマンが握手している絵を雑誌で見たときは手の大きさがこんなに違うんだなあってのが感想なくらい子供でした。
 暗黒大将軍はグレートの登場がテレビ以上に格好良かったのが印象的です。人物の心理描写も優れていましたね。
 
toshi |  2012.02.26(日) 08:13 | URL |  【編集】

私は一度も観に行ってませんw

「きかんしゃやえもん D51の大冒険」は74年3月公開ですね。
wikiであらすじを読んで時代を感じました。同時上映「キューティハニー」ですか。

「大きさ」は… 気にしないで流すしかないです。 
デビルマンはテレビ版で野球場を持ち上げるほど大きくなりましたw

私はテレビ版の「グレートマジンガー」もほとんど観てません。
「ビューナスA」も同様に苦手でした。テレビ版も優れてるようですが、
そういう個人的な「ネック」があるとダメでしたね。
マジンガーZの最終回は学生時代にビデオで観たのですが、
「甲児と鉄也は全く会話しない」という所がショックでした。
でわ
珍来 |  2012.02.26(日) 09:42 | URL |  【編集】

しつこくすみません。

 そうそうキューティハニーはなんか観ていて気恥ずかしかった気がしましたねえ。
テレビの焼き直しが多かったので劇場オリジナル以外は少々退屈でした。
 イナズマンの立体映画はいちいちセロファンの眼鏡を付けたり外したりが面倒だった気が。それほど立体にも見えなかったし。ただの二重線のモノクロ画面みたいでした。
 テレビの鉄也の声と映画は違うのは違和感があります。野田氏は戦闘獣の声だったし。たしかデビルマンの方が映画の声では?
toshi |  2012.02.26(日) 20:58 | URL |  【編集】

いえいえ

「マジンガーZ対デビルマン」がテレビアニメの劇場オリジナル版の先駆けらしいです。
それ以前に本当に無かったのかは自信がありません…
日本に於ける初の本格的な「クロスオーバー作品」でもあるようです。
またこの時だけ「デビルマン」で知られる田中亮一 氏が鉄也役をされてます。

その後のテレビ版と劇場版の鉄也役は野田氏が担当されました。
70年代にも「立体映画」と称する作品はありましたが「不評だった」と聞いてます。
でわ
珍来 |  2012.02.26(日) 22:24 | URL |  【編集】

ちなみに豆知識ですが…

つい最近漫画で永井豪本人による
コラボ作品として
「デビルマンvsゲッターロボ」というのも
ありました。ただデビルマンが
アニメ版に合わせたキャラデザになって
いたので少々違和感はありましたが。
(ゲッターもどっちかというと故・石川賢
作品のイメージがあるし…)

東映まんがまつりというとリアルタイム
で劇場で見た事があるのはゴーグルVの
頃でしたか…確かメイン上映作品が
「アラジンと魔法のランプ」で主題歌を
ゴダイゴが歌っていたという…

ちなみに昔はメインとなる作品以外の
数合わせとしてTV放送された作品から
バトルフィーバー#5とかジャッカー#7
の様な劇場画面映えしそうなエピソード
を水増し上映してた事も多かった様です。
逆にダイナマン#32や僕が最後に観に
行ったまんがまつりの上映作品である
"ハイスクール奇面組"の様に後でTV
シリーズの1話として放送されるものも
あったり…

あと、Xライダー当時の「5人ライダー
対キングダーク」が実質上のスーパー
戦隊のプロトタイプになるとか…
(僕は元々BLACKの頃までライダーを
殆ど見てなかったので仮面ライダーに
手をつける最初の教材としてコレの
ビデオを見ました。)

あ、あとちょっと気になったので
一つだけ。戦隊シリーズが誕生した
裏事情はオイルショックによるもの
というよりは、当時"腸捻転"と
呼ばれていた関西の毎日放送と朝日放送、
関東のTBSとNET(現・テレビ朝日)の
ネット交換により看板番組を失った
NET側がライダーに対抗できる
特撮ヒーロー番組を東映に依頼して
丁度以前ボツにされた"ライダーを集団
ヒーローにしたらどうか"という企画
を流用してゴレンジャーを作った。
と言われています。なお、その後2年も
続いたゴレンジャーが終わったのも
NETがテレビ朝日に社名変更リニューアル
する際の局側の都合で強制的に
打ち切られたためだそうで…





堀川廉 |  2012.02.26(日) 23:13 | URL |  【編集】

情報ありがとうございます。

「デビルマンvsゲッターロボ」は昨年の作品なので是非読んでみたいです。

ゴーグルVの頃は一人ではムリですが、ねだれば観に行けましたね。
私にとって「東映まんがまつり」はテレビ放送された「劇場版マジンガーシリーズ」です。
夢中になって観ました。 そちらを記事のタイトルにすべきだったかも知れません。

戦隊メインのブログなので、そのアイディアのヒントになったらしい
「5人ライダー 対キングダーク」を採り上げるのが”本筋”だと思いますが、
恥ずかしながら「未視聴」です。 今観たとしても子供の頃の思い出が無いですね。
「巨大ロボットアニメ」という”新ライバル登場”を書くことも意義があると思います。

74年は「狂乱物価」の年で「巨大ヒーロー」物には特に影響が大きかったようです。
「変身ブーム」も沈滞気味で「新しいアイディアが求められた」らしいのですが
「集団で戦う仮面ライダー」という新案については記事の「その2」で少しだけ触れる予定です。
でわ
珍来 |  2012.02.27(月) 21:55 | URL |  【編集】

 4月にやるスーパーヒーロー大戦はかつてのNET時代(現テレ朝)の昭和ライダー(1号~アマゾン)当時MBS製作とTBS時代の昭和ライダー(ストロンガー~RX)、テレ朝系平成ライダーVS36戦隊がヒーロー同士が対決するという前代未聞でやるという話題となっています。VSシリーズの前身はこの5人ライダー対キングダークが好評を受けてアマゾン後番組の新ライダーが5人ライダーだったそうです。しかしNETが75年春に毎日放送から朝日放送へネット系列に変わり"腸捻転"というチェンジの影響でライダーはTBSで放送されNETでは現在も続くスーパー戦隊シリーズへと放送しています。戦隊の原点は5人ライダーにあります、それを集団ものへ変わりゴレンジャーと生まれ変わりました。戦隊は続くけど放送時間の変更などがありましたが今も継続し続いています。一方のライダーはストロンガーからRXまで放送しましたが長くは続かなかったそうです。99年当時、平成ウルトラシリーズが終了し後番組が「新ライダー」があると思っていたが2000年以降テレ朝が復帰し平成ライダーとして放送しています。ライダーではありません、"腸捻転"における看板番組での影響は必殺シリーズはテレ朝が放送されるようになったり真珠の小箱もTBSで放送されるようになったり影響だったそうです。NETが朝日放送と結ばれたので社名変更しテレビ朝日となりこれまで放送局なかった地方も仙台から始まり秋田・青森・岩手・山形・福島・鹿児島・新潟・長野・静岡・金沢・愛媛・山口・長崎・大分・熊本・沖縄の朝日系列放送が開局し戦隊も見れるようになったのです。
東映まんがまつりですがリアルタイムで昭和50年代に再放送で見たのですが…
ゴーカイの感想ですか
歴代戦隊が久々に登場したので楽しかったけどジェットマン回として出た豪快チェンジしたバイオマンの扱いには不満でした。責めてひかるさんに登場したら何にもなかったのに…






隠れ戦隊ファン |  2012.03.02(金) 14:44 | URL |  【編集】

お久しぶりです、隠れ戦隊ファンさん

私が「1975年」前後の作品で個人的に思い入れが強いのは、
ゴレンジャーを除けば「劇場版マジンガーシリーズ」なので、
それを採り上げながら「その当時の時代背景に触れよう」が記事の意図でした。

別に「オイルショック」「巨大ロボットアニメの台頭」が戦隊誕生の裏事情…
とは書いてないつもりで、「背景」について述べただけです。
「どちらも戦隊には全く関係無い、影響は全然無かった」と考えるのも自由です。

「スーパーヒーロー大戦」の公開日に合わせて
「仮面ライダーとスーパー戦隊は『兄弟』のような関係でした」という内容で
”腸捻転”について触れる予定なので、待ってて下さい。
一般的に知られてる以上のことは書けないと思うので、あまり期待しないで下さいねw

「マジンガーZ対デビルマン」と「マジンガーZ対暗黒大将軍」という
後世に多大な影響を残した作品について、何か触れて頂ければ嬉しかったです。
でわ
珍来 |  2012.03.03(土) 00:06 | URL |  【編集】

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