2012.03.04 (Sun)

東映まんがまつり (67、69~89) その3

管理人は子供の頃に下記2作品をテレビ放送で観て「どうして?」と違和感を感じました。
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「UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー」(76年3月)、タイトル通り本当に戦います。

「グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣」(76年7月) 豪華だけど…
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「兜甲児がマジンガーZに乗らない」ことがどうにも不満だったのです。
主題歌「いざ行け!ロボット軍団」の歌詞についても激しい違和感を感じました。

この頃「まんがは子供のモノ」という常識が打ち破られ「アニメブーム」が起きました。
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第一次石油危機による社会不安の拡大により74年には「終末ブーム」が起き、
翌75年に掛けて”UFO” ”超能力”などの「オカルトブーム」へと変化しました。

また「宇宙戦艦ヤマト」(74-5)が再放送で「やや高い年齢層」に支持されたことなどから、
アニメーションは次第に「まんが」ではなく「アニメ」と呼ばれるようになりました。

「宇宙円盤大戦争」(75年7月)は「UFOブーム」を意識して製作されました。 
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私は子供の頃にテレビで視聴して「グレンダイザーと似てて不思議」と思ってましたが、
その「パイロット版」的な作品でした。 当時としては非常に斬新な設定があります。

フリード星の王子・デューク・フリード(声:ささきいさお さん、アニメソング界の「大王」)と
ヤーバン大王の娘・王女テロンナ(声:小原乃梨子さん、ドロンジョ様)は幼馴染で元恋人同士。
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君と俺がどうして戦わなきゃならないんだ!?

「闘将ダイモス」(78-9)に先駆けて”ロミオとジュリエット”的な恋愛がメインで描かれました。

(観終わったら画面上でpt.2、pt.3を探してクリックして下さい)
「マジンガーZ」「グレートマジンガー」と世界観を共有させ、ロボのデザインを似せるなど
設定を換骨奪胎して3ヶ月後の10月に「UFOロボ グレンダイザー」がスタートしました。
(「宇宙円盤大戦争」の内容は終盤の第72話「はるかなる故郷の星」でリメイクされました)


「デューク・フリード」の声は富山敬さん(95年、満56歳没)に変更されましたが「貴公子」という
それまでの「熱血主人公」とは一線を画すキャラは「女性ファン」を惹き付けました。
(控え目なヒロイン「牧葉ひかる」が彼女達の不興を買う… という珍事も見られました)
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まだフリード星が忘れられないんじゃない?

半年ほど前にスタートした「勇者ライディーン」(75-6)も女性ファンを惹き付けましたが、
「男児層」以外にも人気が出たことは制作陣にとっておそらく予想外のことだったと思います。

兜甲児はグレートの終盤に再登場して、グレンダイザーではレギュラーになりました。
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俺一人で十分だ! 三枚目的トラブルメーカーぶりが大不評でした。

旧作ファンの子供達へのアピールでしょうが、自作の「TFO」でよく撃墜され捕まっては…

バレンドスは甲児を自白装置に掛け、グレートマジンガー&マジンガーZの存在を知りました。
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平和の使者は今、悪魔の使者に変わるのだ

(Zは本編で放熱板をブーメランにしてません。 グレート最終回で鉄也は重傷を負いました)

バレンドスはグレートを奪い、円盤獣と挟み撃ちでグレンダイザーを襲います。
博物館にはZも展示されているので、甲児がZに乗って助太刀するんだと思いましたが…
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グレートの弱点を教えてくれ 翼の収納部分だ

そうならず説得力のある弱点を攻めて、グレートを奪還します。 甲児はグレートに乗る…
新鮮だけど、鉄也が出て来て乗ってくれた方が嬉しい。 デュークの台詞にも違和感。
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グレートじゃムリだ! 任せておけって ムリじゃないよ。

グレンダイザーも苦戦してたし、円盤獣を倒せるからグレートはフツウに強いとしか思えない。

「VS」「対」とタイトルに入っていても実際には戦わないクロスオーバー作品は…

劇場版マジンガーシリーズが定着させました。「グレンダイザー対グレート」は例外ですが、
私の思ったことは「トリプルマジンガーが見たかった!」でした。


「大海獣」はシリーズ集大成らしく、鉄也が復帰して、ゲッターも加わる豪華さですが…
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ダブルスペイサーOK! 違うだろ、頼むからZに乗ってくれよ~ OTL

主題歌「いざ行け! ロボット軍団」(歌:ささきいさお 大王)がフリード星で造られた
グレンダイザーを「日本の頭脳が生み出した」と歌ってることも違和感でした。

Zは人気者ですし、テレビ本編でダブルスペイサーが登場したので仕方無かったんでしょう。

後期OP「とべ! グレンダイザー」(歌:ささきいさお 大王)では「ダイザーチーム」が結成され、
ひかるがマリンスペイサー、デュークの妹・マリアがドリルスペイサーに主に乗りました。

第49話から登場したマリア・グレース・フリード(設定14歳、声:吉田理保子さん)
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(お転婆な)「お姫様」「妹」キャラは当時としては珍しく、非常に人気がありました。
甲児と恋仲になり、ダイザーチームはWヒロインWカップルになりました。
親友と恋人、更に妹まで一緒に戦ってくれるなんて傍で見てれば羨ましいですね。


鉄也と甲児は再会してすぐ「お約束」のいがみ合いをして、デュークが仲裁しました。
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よさないか、2人とも! やっぱり「リーダーの血統」ですね。

管理人的にはゲッターロボGが「ドラゴノザウルス」にトドメを刺したので満足でした。
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ゲッターシャイン! シャインスパーク!!

でもラストが切ないのは「侵略者」ではなく「大自然の怒り」が相手だったからでしょう。

重油を常食とし巨大化したドラゴノザウルスは「公害」と「石油危機」を象徴していると
思われます。 主題歌は「日本の頭脳」で解決して欲しいという願いを込めたのでしょう。

70年代後半頃から「豊食の時代」と表現をされるほど日本は豊かになりました。
79年の第二次石油危機も一致団結して「省エネルギー」を呼び掛けダメージを少なくし、
80年代では「日の丸半導体」や「日本車」が世界を席巻するなど、
日本は正に「技術立国」の名を欲しいままにしました。

次回は「東映まんがまつり」のタイトルが使われなくなった頃の戦隊の記事の予定です。
でわ

<追加>
ゲームですが「スーパーロボット大戦Z」(08)
マジンガーZ(兜甲児)が加わった「ファイナルダイナミックスペシャル」が見られます。

「永井豪とダイナミックプロ」が70年代に遺したモノは偉大です。
「巨大ロボ」とその「変形・合体」、そして「やや高い年齢層へのアピール」などは
のちの「スーパー戦隊シリーズ」にも採り入れられるようになりました。
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15:00  |  巨大ロボアニメ

Comment

この2本について

自分もこの2本の劇場版はZを軽視というか無視しているのはおかしいなあって思ってましたね。ダブルスペイザーなんて合体してしまえばパイロットいらないしZに乗り換えるって展開だってできそうですよね。
 ただグレートやゲッターが活躍してくれているのが魅力でした。ボロットも。(ただライガーが出てないような・・・)総じて小松崎氏の作画はすばらしかったのが魅力ですし今も色あせていませんね。
 テレマガの増刊のグレン対グレートの漫画はフリード星の子供を上空からたたき落として殺したりグレートに人質を縛り付けたりと残酷さ全開で小学生だった自分には衝撃が強すぎまして映画も同じなのかも?って思って行かなかった気がします。
 あと大海獣の主題歌はともかく「たたかいのうた」はとても好きでした。
toshi |  2012.03.04(日) 21:59 | URL |  【編集】

 先ほどの送信では失礼しました。作画は小松原氏でした。
 ところでテレマガ増刊には、石川氏のオリジナル漫画でZとグレート、グレンが戦う漫画があり残酷シーンが少なく(笑)これがアニメになればよかったなあって当時思いました。
toshi |  2012.03.04(日) 23:26 | URL |  【編集】

こんばんわ、toshiさん

軽視というか出せなかったんだと思います。
ポセイドンは出てますがライガーは出てませんね。

「戦いの詩」について調べてみました。
http://www.youtube.com/watch?v=D7G4NOGntvM
大王の歌声、作画など素晴らしい点が非常に多い作品なのに
「Zが出ない!」「グレンダイザーはフリード星で造られた!」
という点が気になって気になって仕方なかったんですね…
でわ
珍来 |  2012.03.04(日) 23:32 | URL |  【編集】

コメントが入れ違いになりましたね。

小松原一男 氏は2000年にお亡くなりになってたことをたった今知りました。
「グレンダイザー対グレート」までの作画監督をされてますが、
「大海獣」は違う方ですね。 

オリジナル漫画の方はちょっと把握出来ませんが、面白そうですね。
でわ
珍来 |  2012.03.04(日) 23:49 | URL |  【編集】

実は…

僕の場合仮面ライダーもそうでしたが、
マジンガーシリーズ3部作もヤマト等も
再放送含めてもリアルタイムでは殆ど見てませんでした。
親が見せてくれなかったというのも理由の
一つではありましたが…

子供の頃ハマッてたと言えばスーパー
ロボット物ではライディーンから
コンバトラー・ボルテス辺りからで
それも最初に見たのは夕方にやってた
再放送だったと思います。

リアルタイムで本放送を見てたのは
「ダイターン3」辺りからでしょうか?
クローバーの超合金(本当はこう呼ぶのは
間違いなのですが…)をお年玉で買った
記憶もあります。

なので、基本的な設定はガンダムと同じく
殆ど「スーパーロボット大戦」の中で知りました。
で、どちらかと言うと僕もゲッター派なのですが、
それは石川賢のコミック版を読んだため、
という事情もあると思います。

ただまぁ、グレンダイザーにおける甲児と
マジンガーZの不遇な扱いについては
僕も納得できない物がありました。
一応グレート後半で再登場した時にZも
強化改造され、同等の能力とサイズ(笑)
を得ていたハズなのに…

ゲッターの対ドラゴノザウルス戦に関しては
スパロボでプレイしてみると適材適所である事が
よくわかりますね。陸戦および地中潜行がメインの
ライガーは使い所が難しいと思います。
…もっとも、スパロボでゲッターを使う場合はある程度
他のユニットがダメージを与えるまではゲッター2や
ライガーで"集中"かけて回避しつつ気力を溜める
のが僕の場合の基本戦略なのですが…
(旧ゲッターの場合は3がとどめ要員)

ちなみに映画の方はやはり後からビデオで
見た口です…
堀川廉 |  2012.03.05(月) 03:33 | URL |  【編集】

私も同じような感じです。

姉が2人居て、夕食(夜7時頃)時にはテレビを観られなかったので、
夕方の再放送の時間帯で観られた番組の印象が強いです。

ただアフロダイやビューナスが苦手でZやグレートは観続けられませんでした。
これはタックルが苦手で、ストロンガーの再放送を観られなかったことに通じてます。

ゲッターやコンバトラー、それにゴレンジャーは夢中で何度も観ました。
集団ヒーローでヒロインも活躍する方が、私は断然好きだったようです。
(ライディーンは単独ヒーローに近いけど大好きでした)

グレンダイザーは個人的にTFOの印象が薄くて、
ダイザーチームが結成された後の方が印象が強いです。本放送の記憶があるのかも…
それにマリアは吉田ボイスのためか、好きだったような記憶があります。

ドラゴノザウルスは空を飛ばずに海に居れば倒すのは非常に困難だと思います。
スパロボMXでもある程度ダメージを与えると空を飛んで
「ファイナルダイナミックスペシャル」で倒されましたね。
原作映画が補完されたような気がしました。
でわ
珍来 |  2012.03.05(月) 21:51 | URL |  【編集】

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