2012.09.30 (Sun)

パーマン (67-8、83-5) その2

パーマン(1号)のTV初登場は前番組「オバケのQ太郎」(65-7)最終回(67.3/26)でした。
120930-1.jpg

「正義の味方」只今到着! 視聴者は吃驚仰天したようです。

管理人は「テレビ探偵団」で初めてこのシーンを観ましたが、やはりインパクト大でしたね。

「正義の味方」は”和製スーパーマン”「月光仮面」(58-9)で最初に使われた言葉です。

管理人は大人になってから「パーマン」を大人向けにした藤子・F・不二雄 大先生の
短編漫画を読んで大トラウマを受けました。 「超人」「正義」の矛盾について。
にほんブログ村 テレビブログへ人気ブログランキングへ

More・・・

「超人」とはアメリカン・コミックス「Superman」(連載開始1,938年)の直訳です。
それ以前にも世界各地の伝説、物語に「超人」的存在は数多く見られるので普遍的な、
「人類の夢」なんだと思われます。 世界を救うため ”自分の幸せを犠牲にして”
「正義」のために戦う「英雄」の出現を人類は常に待ち望んでるのです。
でも人々(視聴者)の心を打つとは言え、そんなのは”矛盾”に満ちていますよね。。。


大ヒット作「月光仮面」は「タケダアワー」(「武田薬品工業」一社提供、58~74)の
第1作として制作された「国産初の連続テレビ映画(ドラマ)」でした。

川内康範(08年満88歳没)大先生原作の「正義」ではなく「正義の味方」。

憎むな! 殺すな! 赦しましょう!

当時の日本は制作費などの事情で、アメリカからテレビドラマを輸入していました
「国産テレビドラマ」が待ち望まれていた時期に、単なる模倣に留まらず
「東洋的な正義感」を持つヒーロー像を確立したことは賞賛し切れません!


「タケダアワー」は「不二家の時間」(57-73)と共に子供達をTVに釘付けにしました。
(どちらも「(第1次)石油危機」の時期に終了したのは偶然なのか!?)
例によって「ざっくばらんな放送年代表」
120930-2.jpg
「オバQ」は「不二家の時間」初の国産アニメであり「藤子不二雄」の名を世に轟かせた
大ヒット作です。 また実質的に「最後の合作作品」と言われています。

「ウルトラマン」には「スーパーマンを超える」という発想があったと言われますが、
「パーマン」は「スーパーマン見習い」という逆の発想をした所が天才的です。

国産の「集団ヒーロー漫画」としては63年連載開始の「少年忍者部隊月光」と
64年連載開始の「サイボーグ009」の次でしたが「フツウの少年少女」
が特殊アイテムで「超人」になるという画期的アイディアがありました。

「怪物くん」は藤子不二雄Ⓐ大先生の原作。 ペコちゃんと2ショットはインパクト大!

国産初の連続カラーテレビアニメと言われる「ジャングル大帝」(65-6)の後も
制作費などの関係で「白黒アニメ」は60年代末頃まで多く制作されたようです。


「パーマン」はマスクとマントが”色分け”されていたので「仮面の忍者 赤影」(67-8)
にアイディア的には「色分けされた集団ヒーロー」として先駆けたと言えると思います。

カラー版でのパーマン(1号)、パーマン2号(ブービー)とパーマン3号との出会い。
120930-3.jpg

パーマンのマンは英語で男っていう意味だよ

そりゃそうだけど… じゃ「パー子」って呼ぼう!

初対面でケンカですが「女性が超人ではおかしいか!?」は重要な問題提起です。
人間じゃなかったり、改造されたり、特殊アイテムがあれば「性差」は関係無いのでわ!?
当時既に「スーパーヒロイン」は市民権を得てましたが「単独」「複数」は希少でした。

管理人は「ダイナマン、デンジマンもおかしいよな」と思った記憶があります。
「(スー)パーマン」を”職業”と見倣せば「(スー)パーパーソン」と言うべきかな、ヘコーw
120930-4.jpg

正義だけでは生活出来へんよってなw

なーるほど。 何関心してるのよ!? 

パーヤンは「正義はなにも人助けだけやない」というポリシーを持ち、パーマンの力を
アルバイト(悪く言えば「私利私欲」)に使うため、他のメンバーと最初は衝突しました。
尤もお金が目的なら”そんな危険な事”やめて、別な事をやった方が良いに決まってます。

「超人の矛盾」は多くの作品で描かれてますが「パーマン」は特に多く見られました。

藤子・F・不二雄 大先生は「パーマン」を大人向けにした短編をいくつか発表され、
「超人の矛盾」を辛辣に描かれてます(管理人は大人になってから読んで良かったw)。

「中年スーパーマン左江内氏」(78-9)は妻と子供2人が居る45歳係長という
今で言う”リア充”ではなく当時の感覚では”冴えない”人物が「超人」になるお話。

先代から「スーパー服」を譲り受け、それを着てない時も「事件を察知する」
(といより解決しないと不快で仕方ない状態が続く)忌まわしい?能力が身に付きました。
「スーパー服」には”忘却光線”が出てるので正体を知られません。

氏はその使命を熱心に果たす内に「何が正義か分からない」状態になりました。

百人寄れば百の正義がある あたり前のこっちゃがな

青年・パーヤンがゲスト出演して氏を導きました。 多くの作品で「人間以外の敵」が
登場しますが、本来「悪」は人間の心の中にあり「超人」の力は全く及ばないのです。
絶対的な「正義」など無く、行き過ぎた「正義」になれば「悪」になってしまいます。

「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」(76)では「ブラック」に描かれました。
「カイケツ小池さん」(70)を更に恐ろしくした内容で「ホラー」と化しています。
(添付してなんですが「本当にコワイ」ので、そういうのが苦手な方は観ないで下さい)

「句楽兼人」はある日突然「ウルトラ・スーパー・デラックス(USD)細胞」を持つ… 
ネタバレなので以下の説明は割愛。

俺の力は世の不正を正せと神が与え賜うた

物だ。 その俺に逆らう者は即ち悪だ。


悪を抹殺するのが何故悪い!?
  彼の「正義」。

やっぱり安心して見られる「正義のヒーロー&ヒロイン物」の方が良いですねw
でわ
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : アニメーション - ジャンル : テレビ・ラジオ

01:00  |  アニメ

Comment

アニメで初めてパーマンを見たのは…

ドラえもんが2度目のアニメ化(大山のぶ代版…尤も黒歴史の
富田耕生&野沢雅子版は僕も観た事はありませんが…)
された頃の特番、「ドラQパーマン」に於いてでした。
Q太郎の声優は2代目の堀洵子で、パーマンの設定は
白黒版のままマスクの色も黒だったので、その数年後に
カラーで再アニメ化されたのを観た時にはむしろ違和感
がありました。

設定上最大の問題点は、本来なら作品の年代設定に数年の
開きがあるハズののび太とミツ夫が同世代になってる事
でしょうが、お祭りという事で納得してました。

カラーアニメ化以降は映画でのハットリくんとの競演だけで
コラボ好きの自分としては嬉しくもあり、残念でもありました。

今となっては難しいでしょうがQ太郎と怪物くんとか
魔太郎vs変奇郎みたいな競演も見たかった
気がします。
そういう意味では"左江内氏"最終話のパーやん登場は
好きなシーンです。



堀川廉 |  2012.10.13(土) 22:49 | URL |  【編集】

お久しぶりです、堀川廉さん 

「旧ドラ」は私が観るには年代的に辛いです。
80年に放送された「ドラ・Q・パーマン」はその後再放送でも観ましたが、
マスクの色には気づきませんでした。 年代が違うのも同様ですね。

旧パーマンのOP2番で「青いマスクをかぶったら、鉄腕唸るパーマンの~」
と歌ってますが、当然観た事はないです。
「魔太郎」は私、読んでなかったりします(汗)。 アニメ化は難しいかな。

「左江内氏」は予備知識なしで読んだので、パーヤン登場を観た時は
ひっくり返った(畳の上か何か)記憶があります。
でわ
珍来 |  2012.10.13(土) 23:38 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

 | HOME |