2012.10.07 (Sun)

東映魔女っ子シリーズ (66-75、79-81)

「東映魔女っ子シリーズ」は80年代に頻繁に再放送され姉達が熱心に観てましたが、
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管理人はあまり興味が無く上の空でした。 唯一の例外だったのは第7作
「魔女っ子メグちゃん」(74-5)。 神崎メグ(声:吉田理保子さん)
郷(ひびき)ノン(声:つかせのりこ(89年満43歳没)さん)のライバル対決を夢中で見ました。
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2つの胸の ふくらみは 何でも出来る証拠なの

また「魔女が人間の男に恋をする」ことに「どうして?」と疑問を感じて観ていました。
今回、かなり駆け足の内容です。 「魔法少女達の幸せな日常」について。
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異世界から来た「正義のヒーロー」によくあるパターンとして、
人間社会に愛着を持ち「悪の組織」から「超人」的な力を使って平和を守る。
やがてフツウの人間の女性を愛してしまって苦悩する というのがあります。
管理人は幼い頃から「感覚的に分かった」ので、このパターンを受け入れてました。
分からなかったのは頻繁に再放送されていたこの番組…

「奥さまは魔女」(64-72)で魔女・サマンサがフツウの人間の男性・ダーリンと結婚したこと!

(OPのナレーションが有名ですが、日本語吹替版だけのオリジナルだそうです)
サマンサの母エンドラが人間を「下等動物」呼ばわりして、娘に再三
「どうして結婚したんだ!?」と言ったのを観て、管理人はその理由が気になりました。
注意して観てたのですが、結局その理由はハッキリとは分かりませんでした。


原点と言えるアメリカ映画「奥様は魔女」(42年公開、52年日本公開)は…
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17世紀末のセイラム村(「魔女裁判」で有名、現:マサチューセッツ州ダンバース)で
魔法使いジェニファーと父ダニエルは火炙りにされ、その灰は木の下に埋められた。
自分達を告発したジョナサン・ウーリーに「間違った相手と結婚する」呪いを掛け、
ウーリー家の当主は何代にも渡り「口うるさい女」と結婚することになった。

1,942年に落雷でその木が倒れて父娘は自由になった代わりに「呪い」も解けたので、
ジャニファーは州知事選に立候補した現当主ウォレス・ウーリーに「惚れ薬」
飲ませようとしますが、誤って自分で飲んでしまったため彼に恋をしてしまう…
というお話。 元来、人間と魔女は「敵(かたき)同士」の関係だと言えます。

「奥さま」では「サマンサの親族」(魔法使い)が何人か登場しますが、
人間に対する考え方はまちまちでした。 もし一様にエンドラのような考えだったり、
「魔女狩り」の件を憎悪していれば、サマンサは「裏切り者」になりますが、
そう言う「敵対」要素を取り除いた「幸せな日常」を描くコメディードラマでした。


「奥さま」は日本でも大ヒットして”日本初の少女向けアニメ”
「魔法使いサリー」(66-8、第17話までは白黒)が制作される切っ掛けになりました。
恒例”ざっくばらんな放送年代表”(正確な日時が知りたければ自分で調べて下さい)
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現在では上の9作品が「東映魔女っ子シリーズ」として扱われてるようです。 

OP集(ヒロインが"魔法を使わない"2作品が除外されてますが、あとで補完します)
管理人は別格に好きな「メグ」を断然覚えていて「サリー」「アッコ」は何話か覚えてます。
「ルンルン」「ララベル」の記憶は微かで「エッちゃん」の記憶は一場面だけ、
「マコ」「チャッピー」「リミット」は全く記憶にありません。


「サリー」のヒロイン・夢野サリーは魔法の国の王女、人間界では「小学5年生」の少女。
「魔法少女」の元祖です。「少女」にしたことが最も画期的だったと言えます。
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一番覚えているのは、最終回で学校の火事を消すため人間達の前で魔法を使ったことです。

「アッコ」はフツウの小学5年生・加賀美あつ子が”魔法のコンパクト”で「変身」
することが大ウケして前作以上の大ヒット! コンパクトの玩具がバカ売れしたようです。
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男児より1年早く女児に「変身ブーム」を起こしたと言えるかも知れません。
「鏡が嫌いな子」のため、コンパクトが正常に使えなくなったお話を一番覚えてます。


「マコ」はアンデルセン童話の「人魚姫」がベースで「恋愛要素」を取り入れました。
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ヒロインは青年・アキラに恋をして「人魚」であることを捨て人間・浦島マコ(15歳)
として暮らすことを選び、やがて「魔法」も捨ててフツウの人間になったそうです。

「主婦層の方が夢中で観た」と言われますが、前2作の人気には及びませんでした。
「恋愛をメインにすることは少女アニメでも冒険である」
と言えるかも知れません。 管理人は幼い頃から15歳以上のヒロインが好みですね。


猿飛エツ子は自称猿飛佐助33代目の小学生、超人的身体能力と忍術を使います。
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「魔法を使わない」のですが、犬のブクは魔法少女の「会話できるペット」の先駆けでした。

覚えているのは「背が低さ」に「エッちゃん」が悩み、力が使えなくなるお話だけです。

管理人は魔法少女達が誰かのために「力」を使った、または「力」が使えなくなったお話は
よーく覚えてますが、彼女達の「平和な日常」には関心が無かったようです。

「チャッピー」は「サリー」に原点回帰してますが、振るいませんでした。 
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次番組「バビル2世」は原作漫画と共に管理人が大好きな作品ですが、今は触れません。
「魔法少女シリーズ」は一時途切れました。 ”変革の時”が来たんだと思います。


「リミット」は「変身ブーム」を受けて「少女版SF変身物作品」として企画されました。

対案が「キューティーハニー」だったことでも知られています(「ハニー」については後述)。

本当はサイボーグなの。 西山理美(小学5年生)は飛行機事故で…

瀕死の重傷を負いましたが、サイボーグ研究者の父が懸命の努力で蘇生させました。
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第7話までの「気にしていない」趣旨は”差別的表現”ということで差し替えられました。

だけどこのことは ひ・み・つ。 彼女は「力」を「忌み嫌い」ました。

正体がバレて「仲間外れ」になることを恐れ「ミラクルパワー」も「七つ道具」も
積極的に使おうとせず「普通の人間に戻りたい!」と父に訴えるという内容でした。

少女としてリアルな反応でしょうが、幼い頃のヒーロー好きな管理人が本作を観たら
「顔を隠して誰だか分からなくして人助けしようよ!」
と思わずには居られなかったです。 そうすればフツウの人間として暮らせるよ、と。

「少女向けアニメ」でも様々な「超人」が登場しますが、「少年向け」と大きく異なる点として
「顔を隠す」 という発想が無い(有ってもやりたくない?)傾向がありますね。
この件については、管理人はまだ考えがまとまらないです。


「メグ」は「ハニー」の大ヒットを受けて、その要素がフィードバックされたようです。
「ライバルキャラ」が初登場して「Wヒロイン」の先駆けになりました。

次期女王候補メグは先輩魔女マミを頼って人間界に降りました。 マミは魔法で
神崎(氏名設定無し)、ラビ、アポに「メグは娘(姉)」という偽の記憶を植え付けました。

(「人間の記憶を操作する」魔法はヤバいのですが、使わないと物語が成立しません)
メグは人間を父にすることに反発しますが、彼の情熱的な人柄に好感を持ちます。
神崎はイベント会社の社長でかなりの財力があり、マミとは大恋愛したようです。

エロの要素は「ハニー」より抑えられ、姉達と観てても大丈夫なレベルでした。

「サリー」「アッコ」以降は「女児層以外にもアピールする」ことが命題だったと
思いますが、それを最も理想的に実現したのは「メグ」だと思います。
「ざまあみろってんだ~♪」なんて台詞が非常に魅力的でしたw

悪役然として登場したもう一人の女王候補ノンはやはり先輩魔女キーランにより
郷(氏名設定無し)の娘になり、第2話冒頭で彼の絵のモデルになりました。
郷はキーランとノンに頭が上がらない人物なのですが、神崎よりも財力があるので
高名な画家のようです。「芸術の才能」で2人の魔女を従えてるのかも知れません。
「強さ」は男の魅力のほんの一部に過ぎないと言う事です。

またキーランは「郷の妻」という地位を気に入っていて「学園の理事?」をしてます。

第23話「恥かきべそかき大作戦」では女王候補監視「調査官」チョーサンの悪戯で
大松先生が”ストリーキング”しますが、指の間からシッカリ観察するメグ、
狼狽するキーラン、真っ赤になって気絶するノン、三者三様の反応が見られました。
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チョーサンはブ男でドジ、仕事も不マジメという、どうしようもない人物ですが
「スケベ」なので好きでしたw メグは迂闊にも罠にハマってしまうのですが、
ノンが「使い魔?」をせっせと作って助けました。 彼女の「男前」な性格が好きでした!
友情に厚く、メグと正々堂々決着を付けることを望んでいるのです。

「闇女王」を名乗るサターンなど共通の敵が現れれば、2人は協力して戦うので元祖
「集団バトルヒロイン」とも言えるかも知れません。

その後シリーズは約3年間途絶えました。「石油危機」の影響?も考えられますが
「国産テレビ番組を作ろう!」の熱意も「やり尽し感」で小休止したのかも知れません。
(調べたら「魔女っ子チックル」(78-9)という知らない番組もあることに気付きました)

70年代後半の少女アニメは「キャンディ・キャンディ」(76-9)の大ヒットがありましたが、
「魔法少女」としては”不毛の時代”だったと言えます。 その後番組「ルンルン」で…
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シリーズは復活しました。 姉達が観てましたが「バトルヒロイン」要素が希薄だったので
管理人は上の空でした。 ラストの「花言葉」? そんなのあったっけ。。。

「ララベル」はラストで「ことわざ」を採り上げていたことを何となく覚えてます。
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管理人としては「ハニー」や「メグ」&「ノン」のように戦ってくれれば夢中で観ました。

70年代半ばでシリーズが一旦途絶え、79~81年に掛けて復活させようとしたことは
「ウルトラマンシリーズ」「仮面ライダーシリーズ」と共通してますね。
(調べたら「スカイライダー」「スーパー1」は「ルンルン」「ララベル」の裏。
管理人が両作を観た記憶が全く無いのは、そのためでした)

次回はその後の80年代「魔法少女アニメ」について。
でわ

P.S.
「キューティーハニー」は「リミット」と同時期に「全員集合」の裏「変身大会」枠で
アニメでの元祖「単独変身バトルヒロイン」として大人気を得ました。

第1話で如月博士を世界規模の犯罪組織「パンサークロー」に殺害され
「自分が人間ではない」(アンドロイド)ことを知ります。
早見 青児、団兵衛、順平の3人の献身的サポートを受けながら戦い続けますが、

第14話「ああ学園最後の日」で親友・秋 夏子を殺されてしまったため
燃え盛る「聖チャペル学園」に残り「自分も死ぬ」と言い出しました。

君が死んだら誰がパンサークローと戦うんだ

「バトルヒロイン」要素はその後「メグ」にフィードバックされましたが「幸せな日常」
を奪わない程度に抑えられました。 本来の視聴者層「女児達に受け入れられない」
と予想したのでしょうが、何より制作陣自体が「奪いたくなかった」んだと思います。

ED「夜霧のハニー」は「何でこんなに悲しい曲なんだろう?」と不思議に思いました。

「人間ではない」「戦いに明け暮れる」「大事な人達を奪われる」
そんな過酷な宿命を彼女に背負わせた制作陣の偽らざる心情なのかも知れません。
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14:00  |  魔法少女&戦闘美少女アニメ

Comment

 魔法ヒロインについて

 自分はあまりキューティハニー以外は観なかったのですが、リミットちゃんは覚えてますね。サイボーグという設定が暗いなあって思いました。オープニングで止め絵が怖かった記憶があります。上の映像で確認しましたがやっぱり怖かったです。(笑) 
 メグもなんとなく観るくらいでしたが歌はインパクトがありました。でもあの歌とドラマが一致してない気が・・・男連中はそんなにメグに夢中じゃなかったような?
toshi |  2012.10.09(火) 19:13 | URL |  【編集】

毎度コメントありがとうございます、toshiさん 

観てない作品で一番興味があるのは「リミット」ですね。
ルックス的に好きなのは大人っぽいマコですw
ハニーはシリーズに入ってないので、メグは別格に好きでした。
確かメグとノン両方に恋愛回がありましたね。

「チックル」を調べてみたら永井豪とダイナミックプロ原作でしたが、
バトルとエロの要素は希薄みたいです。 ルンルン、ララベルもそうでした。
メグが大ヒットしたのに何故? その頃はPTAがうるさかったんですかね。

実は私の最も好きな「魔法少女アニメ」はメグではなく、80年代に放送された作品です。
次回で発表します。
でわ
珍来 |  2012.10.09(火) 22:16 | URL |  【編集】

OP

魔女っ子メグちゃんのOPは好きでしたね。
なぜか、よくマジンガーZのEDのリズムに乗せて歌っていました。
昔のアニメの歌は、こういう替え歌がやり易かったので、忘れていないのが多いです。
ひ |  2012.10.11(木) 22:36 | URL |  【編集】

初めまして、ひ さん

コメントありがとうございます。
そうですね、まずOPが素晴らしかったです。 今見てもセンス抜群ですし、
メグの後ろの集団に警官が混じってる所など味わい深いですw

替え歌し易い件については音楽的ことはよく分かりませんが、
「七五調」とそれに近い「八五調」の歌詞が多いから と聞いたことがあります。
でわ

<この場をお借りして>
「第2期魔法少女ブーム」の記事は10/10公開を予定してましたが、
内容に自信が無くなって一部書き直してます。 10/14公開予定です。
珍来 |  2012.10.11(木) 23:21 | URL |  【編集】

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
 |  2013.03.05(火) 23:58 |  |  【編集】

最近印象に残る魔法少女ものといえば。

こんばんは珍来さん。
魔法少女ものはいろいろありますが。やはり最近印象に残るものというとまどか☆マギカかと思われます(テンプレ的かもしれませんが・・・)
3話でのショッキングなシーンや、ギスギスとした人間関係、マスコットキャラが諸悪の根源など意欲的な要素が盛りだくさんな作品だと思います。
仮面ライダーウィザードも魔法少女、魔法ものの影響を受けたという話も聞きましたし、後番組の鎧武ではまどか☆マギカの脚本を担当した虚淵氏が脚本をやっておられますので、話題になった作品であります。
昆布茶 |  2013.10.17(木) 23:37 | URL |  【編集】

お久しぶりです、昆布茶さん

以前「闘将ダイモス」の記事にコメントされた方ですね。
「魔法少女まどか☆マギカ」(11)は非常に興味深いと思いました。

この記事で触れたように、初期の少女向けアニメの製作者は
ヒロイン(女の子)に「魔法」(特別な力)を与えても
「幸せな日常」を奪い「戦う宿命」を与える事には抵抗がありました。
しかし「スケバン刑事」以降に制作された ”魔法少女特撮” 以来
"ぬるい世界観" が定着して「セラムン」「プリキュア」と
戦闘美少女達は(基本的に)幸せな日常を奪われなくなりましたね。
(”魔法少女特撮” もいずれ記事に採り上げる予定です)

そういう「魔法少女」「戦闘美少女」モノの
"お約束" を意図的に破った作品は珍しいと思います。
もうすぐ「プリキュアシリーズ全話視聴」を達成するので、
そのあとにでも視聴したいと思います。 これは社交辞令ではなく本心ですw
でわ
珍来 |  2013.10.18(金) 00:32 | URL |  【編集】

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