2013.03.10 (Sun)

勇者シリーズ (90-8) その1

サンライズが「リアル」から「スーパー」に方向転換した作品「勇者エクスカイザー」(90-1)。
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「宇宙警察カイザーズ」のリーダーは地球の少年・星川コウタ(小学3年生)と出会って…

私の名はエクスカイザー、君は?  ”友達” になりました。

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つまり、私の事は君と私だけの秘密と言う事だ

「勇者」で原点回帰した、第1話「ボクんちの車は宇宙人(エイリアン)!?」を紹介します。
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More・・・

「変身ブーム」(71~4)後の「アニメブーム」(75~85?)は「マジンガーZ」(72~4)の大ヒットで
「団塊ジュニア」(71~4)世代をターゲットにした(巨大)ロボットアニメの制作本数が
増えた時期でしたので、その内容は次第に ”やや高い年齢層” 向けになって行きました。

「勇者ライディーン」(75-6)はサンライズ(当時、東北新社傘下)初のロボットアニメ。
「勇者(ゆうしゃ)」という言葉を定着させました(それ以前は”ゆうじゃ”と読まれた)。
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超古代の伝奇SF要素が非常に魅力的で、幼い頃の管理人は再放送を夢中で観ました。
富野喜幸(現:由悠季、第1~26話)、長浜忠夫(80年満48歳没、第27~50話(最終回))
両大先生が初めて監督をされたロボットアニメで、以下の作品の礎(いしずえ)になりました。


改訂「ざっくばらんなテレビ朝日系、年度別の放送スケジュール表(76~90)」。
土曜17時後半サンライズ・アニメ(76-90) 
姉達と裏の「まんがはじめて物語」(78~84)を観てたので、管理人が本放送でハマったのは
「聖戦士ダンバイン」(83-4)だけでした(それ以前の左列の作品は主に再放送で視聴)。

当時の日本では馴染みが無かった「異世界ファンタジー」を採り入れた前衛的作品でした。
昆虫モチーフの”オーラバトラー”は世界観にマッチしてましたが、玩具は不振だったようで…
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ザンボット以来のメインスポンサー「クローバー」が83年8月に倒産してしまいました。
急遽「バンダイ」がメインになり、新スポンサー「タカラ」(現「タカラトミー」06~)を迎え、
”打ち切り”を免れました。 2号ロボ「ビルバイン」のデザインにも影響が及んだようです。
(個人的にビルバインは大好きで「スパロボ」で鬼強かった時は感激しましたw)

本放送で打ち切りされた「機動戦士ガンダム」(79-80)が再放送で大ブームを起こし、
「戦闘メカザブングル」(82-3)以降は「リアルロボット」全盛時代になりました。
あとから考えると「ライディーン」「ガンダム」「ダンバイン」とも”早過ぎた”んですよね~。
「1歩以上進んでしまった」ので周囲がついて行けなかった感がします。


その時代で異彩を放ったのが「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」(85-6)。

「SHOGUN WARRIORS」(79-80)の米マーベル・コミック社がコミックを出版しました。
北米で大ヒットした「TRANSFORMERS」(タカラと米ハズブロ社が業務提携)が逆輸入され、
「ポスト団塊ジュニア」世代と言える当時の児童層を中心に人気を集めました。
"行き詰まり”かけた時期に、海外から打開のためのアイディアを得る事はよくあります。
(特に欧米では巨大ロボットでも”自律型”が一般的で”搭乗型”には違和感があるようです)

ガンダムの続編「機動戦士Zガンダム」(85-6)はポスト団塊ジュニア世代には不評で、
”明るいガンダム”を目指した「機動戦士ZZガンダム」(86-7)は団塊ジュニア世代に不評。。。
富野大先生はザブングルから5年間務めた総監督を降りてしまいました。
(管理人は「蒼き流星SPTレイズナー」(85-6)を最後に”ロボットアニメ離れ”しました)

「機甲戦記ドラグナー」(87-8)でサンライズ制作のロボットアニメは一旦途絶えました。
17~8歳の日米英の三人の若者が新兵器のパイロットとして登録されてしまったという
「電磁戦隊メガレンジャー」(97-8)みたいなお話ですが、管理人は視聴した事がありません。

2ndOP「スターライト・セレナーデ」(歌:山瀬まみ さん)。 コメディータッチでしたが、
敵側のライバル:マイヨ・プラートが人気を集め、終盤は主人公の座を奪ってしまいました。
リアルロボットブームは終焉、その後12週サンライズ以外の以下の作品が放送されました。

「宇宙伝説ユリシーズ31」は81年に日本(東京ムービー新社)と仏DICで共同制作されました。

古代ギリシャの長編叙事詩「オデュッセイア」を31世紀に置き換えた”神話とSFの融合”を
目指した作品で長浜大先生の遺作、フランスでは高い評価を受けて大ヒットしたようです。

日本では86年5~7月にOVAで発売されました。 その理由の一つとして考えられるのは…
同年発売のファミコンソフト「ゼルダの伝説」(2/21)と「ドラゴンクエスト」(5/27)の大ヒットで
”剣と魔法のファンタジー世界観”が注目されたからでしょう。 でも…
83年発売の「ファミリーコンピュータ」こそ「アニメブーム」を終わらせた一大要因です。。。


サンライズ制作「魔神英雄伝ワタル」(88-9、日本テレビ系金曜日17:00~30)は、
シリアスな作品が増えたことを危惧し、子供が楽しめる作品を目指して制作されました。

テレビゲーム的RPGを和風にアレンジした世界観に巨大ロボを融合させて大ヒット!
90年代に一世を風靡した「異世界ファンタジーアニメ」の先駆け的作品です。


「鎧伝サムライトルーパー」(88-9)は「聖闘士星矢」(86-9)の大ヒットを受けて制作された
”美少年鎧モノ”の一つで女性層に人気でしたが、新ジャンルとしては定着しませんでしたね。

「ドラグナー」でバンダイはスポンサーを降り、メインスポンサーはタカラになってました。

「獣神ライガー」(89-90)は永井豪大先生原作でバイオレンス&エロ満載でした。

”バイオアーマー”(一種の生体巨大ロボ)を操るという事でロボットアニメと言えます。
番組開始後にプロレスラー「獣神サンダー・ライガー」デビューは何となく知ってますw

「勇者エクスカイザー」(90-1)で「最強ロボ ダイオージャ」(81-2)以来9年ぶりになる
「スーパーロボット回帰」が行われました。 「ワタル」の大ヒットにより
”団塊ジュニアは受験&就職で先細り、ポスト団塊ジュニア向けの作品作りが急務である”
という自明の真理を痛感したと思われます。「トランスフォーマー」の影響も非常に濃厚です。

(観終わったら画面から"エクスep01・2 3"と"エクスep01・3 3"を探して続きを観て下さい)
管理人は最近少しだけ視聴しましたが「幼少期に観たら夢中になる!」と思いました。
放送時間が30分早くなり「勇者シリーズ」(90-8)の礎になりましたが、
同シリーズのファンには「原点にして頂点」と評される事が多いようです。

「スーパー戦隊シリーズ」は”お隣さん”のドタバタ劇に「明日は我が身」と危機感を抱いて
改革を試みたんでしょう。 ”お隣さん”ではなくなりましたが”(強力な)ライバル”誕生でした。
2作目「太陽の勇者ファイバード」(91-2)以降は次回の記事で触れます。
でわ
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14:00  |  巨大ロボアニメ

Comment

この中では富野監督作品を一番見てましたね。ダンバインは確かに早すぎた作品な気がします。ロールプレイゲームや異世界の作品はこれ以降に受け入れられたような・・・
ビルバインは当時は世界観からずれているという評価が強かった気がします。

ターボレンジャーショーはなせかブルーの方がスーツまで着てアクションしていた記憶があります。なぜ二人だけ素顔の俳優さんが来られたのか今では不明ですが珍しかったので記憶に残っています。一枚くらい写真もあったんですがね。

自分のブログはもっぱらグッズや散財の記録でして管理人さんのような作品研究のブログではないのであまり興味がないかもしれませんが(笑)是非お暇なときにコメントでもいただけると嬉しいです。(ろくにアクセス数もないので・・・)
toshi |  2013.03.11(月) 00:15 | URL |  【編集】

エクスカイザーといえば…

割と興味深かったのが、後半で2体目の主役合体メカの
ドラゴンジェットが登場して、エクスカイザーが
ドラゴンカイザーにも合体変形できるようになり、
更にそれまでの合体メカのキングローダーも含めた
3機合体でグレートエクスカイザーになるという
パワーアップを果たしたのですが、

そもそも最初のキングエクスカイザーの
合体からしてほとんどフラッシュマンのグレートタイタン
と同じ合体方式で、1号ロボと2号ロボの合体はライブマン
以降のスーパー合体のパクリの様でした。
(まぁ元々バックに付いてるタカラの方にトランスフォーマーや
それ以前のミクロマンやダイアクロンといったベースになる
玩具があったのでそっちからの流用とも考えられますが…)

が、面白いのはほぼ同時期に放送してた「ファイブマン」において
スターファイブが登場した頃、同じ様な運用法をしていた事でした。

それはファイブロボがスターキャリアの上に乗って空中から
攻撃する「兄弟ロボフライングアタック」です。確か同時期に
エクスカイザーの方でもドラゴンジェットにキングエクスカイザー
が乗って剣を振るうシーンがあり、どっちかがパクッたかと
ちょっとした論議を呼んでました…。

ちなみにタカラで一つ思い出しましたが、「魔神英雄伝ワタル」の
中盤位で虎王が邪鬼玉(ボールから変形してライオンや鳥型の
小型魔神になる玉)というアイテムを使ってましたがそのデザインに
見覚えがありました。

84年の「バイオマン」の頃、ミクロマンのシリーズの一つとして
発売されていた「流星ロボ」という奴です。当時の「TVアニメマガジン」
(秋田書店・現在は廃刊)の巻末に広告が載ってました。
後に「特警ウインスペクター」でかつての「ゴールドライタン」シリーズの
金型を使い回して"デミタス"という小型ロボットを作ったバンダイと
並んで商魂たくましいと思いました。(ちなみにデミタスの声を
あてたのはオリジナルでゴールドライタン役だった二又一成氏…)

僕自身は丁度特撮ヒーロー熱が盛り返して来た時期だったので
あまりロボットアニメは見てませんでしたが、例外的に
恐らく80年代最後のリアルロボットアニメであろう
「機動警察パトレイバー」だけはOVAの時から好きで見てました。
(まぁ「ワタル」や「ラムネ」も見てはいましたが…)
堀川廉 |  2013.03.11(月) 01:35 | URL |  【編集】

こんばんわ、toshi さん

ガンダム本放送の頃、私はこの世に居ましたが全く記憶にありませんw
ダンバイン+ダイナマンは2番目の姉と一緒に夢中で観てました。
「黒騎士」はバレバレでしたが「ダークナイト」の正体は2人で驚きましたね。
姉はビルバインを好みませんでしたが、私は大好きでした。

まず地方デパートの戦隊ショーに役者さんが出演されたこと自体が驚きですが、 
当時はアイドルのイベントが地方デパートで行われた事を考えると、納得できます。
デパート業界の景気が良かったのかなと思います。

もし宜しければ相互リンクを と思ってました。
カウンターが信頼出来ればですが、当ブログはアクセス数の割にコメントが
非常に少ないようですw これからも宜しければコメントお願いします。
でわ
珍来 |  2013.03.11(月) 19:19 | URL |  【編集】

こんばんわ、堀川廉 さん

まずタイトルは「エクスカリバー」と「カイザー」の造語でしょうね。
「聖戦士ダンバイン」でもビルバインが変形したウィングキャリバーに
ダンバインが乗った事がありますし、パクリ云々は難しい所があります。
収納型の合体も「闘士ゴーディアン」(79-81)の方が先ですし。

そうそうややこしくなるので触れませんでしたが、
「ゴールドライタン」(81-2)は”意思を持った変形ロボットの群集劇”であり、
トランスフォーマーやマシンロボを明らかに先駆けて居ました。
メカ次元もファンタジーとは言えませんが異世界ではありますw

80年代後半から週一ロボットアニメは本数を減らしましたが、
OVAは増えたんですよね。 私は95年からスパロボにハマって
参戦してる作品をビデオであれこれ観ましたが「パトレイバー」は観ませんでした。
実は「勇者シリーズ」も全然観てなかったりします。
でわ
珍来 |  2013.03.11(月) 19:39 | URL |  【編集】

コメントさせて頂きます

サンライズの土曜日の夕方5時半のアニメでは私は鎧伝サムライトルーパーと獣神ライガーにハマってました、サムライトルーパーはTVシリーズ、OVAともにDVDを揃えています、ライガーに関してなんですが私が初めて見た印象としましてはロボットアニメと言うよりはウルトラマンをアニメでやっていると言う様な感じでした、操縦システムが同じ円谷プロ制作のジャンボーグAそのまんまでしたしライガーの番組後半ではバトルスーツ隊と言う防衛組織も登場します、円谷特撮のアニメ版とも言うべき内容でした、ストーリーに関しても帰ってきたウルトラマンからウルトラマンレオまでの第2期ウルトラシリーズを意識したようなエピソードもありました、管理人さんはライガーに関してはどのようなお考えなのでしょうか?
あさばよしゆき |  2013.03.12(火) 18:46 | URL |  【編集】

こんばんわ、あさばよしゆき さん

私は周囲が騒いでいたので「Zガンダム」を最初の7話くらい観ましたが、
実はそれ以降は全然観てません。

「ユリシーズ」を挟んで広告代理店とメインの玩具メーカーが変わったので
”不安定な時期”だったんではないかと思ってます。

ライガーについては別にこれと言って考えはありません(汗)。
「勇者ロボ」の路線は「ワタル」の影響が大きいかなと思います。
でわ
珍来 |  2013.03.12(火) 21:57 | URL |  【編集】

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