2013.07.28 (Sun)

最強ロボ ダイオージャ (81-2)

「最強ロボ ダイオージャ」は「水戸黄門」をモチーフにしたサンライズ制作のロボットアニメ。
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その目で然(しか)と見よ! エドン国王子のエドワード・ミト王子は

第1話「旅立て!銀河のミト王子」で視察の旅に出て、フローラ・シノブに一目惚れしました。
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第2話「胸に輝く王者の印」と最終回(第50話)「みんなが王子を待っている(後編)」を
紹介します。 管理人的に彼は 「見た事がないタイプのヒーロー」 でした。
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本作は前々作「機動戦士ガンダム」(79~80)が映画化された年に放映されました。
「リアルロボット」が支持された時期なので評価される事が少ない作品です。

再掲載、改訂「ざっくばらんなテレビ朝日系、年度別の放送スケジュール表(76~90)」。
土曜17時後半サンライズ・アニメ(76-90) 
次作「戦闘メカ ザブングル」(82~3)から「機甲戦記ドラグナー」(87~8)までは
リアルロボット路線が続き「勇者エクスカイザー」(90~1)からの「勇者シリーズ」(90-8)で
スーパーロボット回帰が9年ぶりに行われました(赤字と青字は例外的な作品ということで)。


当時の管理人は姉達と裏番組の「まんがはじめて物語」(78~84)を観てましたが、
第1話と第2話だけは本放送で観たような記憶があります(19時以降は姉達優先でした)。

主人公・ミト王子(設定14歳)は当時の管理人的には好感が持てるかどうか微妙でした。

 ①大人達に迷惑を掛ける事が多い子供主人公はNG

だったのです。 製作者(大人)は「子供を主人公にすれば子供は喜ぶ」と考えるでしょうが、
子供だって大人と同じく 「自分の悪い部分は見たくない」 のです。
(「無敵ロボ トライダーG7」(80-1)の竹尾ワッ太(小6、(若)社長)には好感を持ってました)


第2話で「水戸黄門」と気づきましたが、そこは別に問題なくOK。 NGだったのは…
「クロス・ソード」でエースレッダー、アオイダー、コバルターの3体のロボットを召喚して、
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「クロス・トライアングル」で3体合体するシーンが ②トンデモ合体に見えてしまったこと

当時「クローバー」(73~83)から組み替え完全合体玩具が発売されましたし、昨年5月に…

「超合金魂」が発売されました。 既に「複数人型ロボットの完全合体」を実現してましたね。
超合金魂・ダイオージャ
合体シーンを詳細にすれば、管理人は「UFO戦士…」という誤解をせずに済んだのに。。。

王子(ぼっちゃん)とデューク・スケード(スケさん)とバロン・カークス(カクさん)は
「エドン国の正装」に変身?しますが、フローラ・シノブ(シノブさん)は変身しません。

巨大ロボットは侍(サムライ、支配者階級)の象徴であり、時代劇の「刀」に相当します。
 ③ヒロインが変身しない、巨大ロボットに乗らない 事は同時期の「太陽戦隊サンバルカン」
と偶然なのか共通でした。 よって特に興味を持たず、その後は「はじめて」を観ました。


83年頃「ガンダム」再放送を観ましたが ”同じ人類が地球と宇宙に別れて、いがみ合う”
という世界観が ”リアル” なのかも知れないけど好きになれませんでした。 当時は 
「内向的主人公」アムロ・レイにも共感出来ず、全話視聴したのは10年後(93年)でした。

同じ頃に「ダイオージャ」再放送で、思い掛けずミト王子に好印象を持ちました。 彼は…
「友達を作る天才」 で、王位継承者として類希な素質を持っていました。
本人は無意識でしょうが、コミュニケーション能力が非常に高く、相手の目線で接します。
やや迷惑がっていたスケさんとカクさんは、次第に王子のペースにノセられて行きます。

シノブさんは「かげろうお銀」(86~00)より「女忍者(くノ一)が帯同する」アイディアで
本家に先駆けていた、とよく言われますが「水戸黄門」第3部(71~2)で帯同した
「霞のお新」は(元?)女忍者(くノ一)なので、誤りと言えるのではないか、と思います。
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第13話でビキニ姿になり、第28話「謎の鬼面軍団」では入浴シーンがありました。

第31~32話で支援機「クロスエイダー」が登場し、分離して合体前の3体と合体しますが
「ダイオージャ」は強化されませんでした。 彼女が搭乗しましたが、活躍は少なかったです。

スケさんとカクさんも優秀でしたが、等身大の活動ではシノブさんの方がより優秀でした。
しかし王子に惹かれるようになり 「身分が違い過ぎる」 と悩むようになります。
第何話か失念しましたが、シノブさんがよそよそしくなったので王子が
僕の事が嫌いになったの? 僕のどこがいけないの!?
と発言し、彼女は涙を見せないようにして立ち去った、ということがありました。


どの星も支配者階級(侍)は私利私欲に走り、民衆の不満は高まってました。 王子は
「身分制度」 に疑問を持ち始めます。 時代劇「水戸黄門」では有り得ない展開でした。

最後の訪問国・ボナンザ星では家老デスバンが「身分制廃止」を謳って若者達を扇動し、
イプロン星系簒奪を企ててました。 最後の敵ロボット「デースバンダー」は間違いなく
映画「スター・ウォーズ」(シリーズ第1作、日本公開78年)のダース・ベイダーがモデル。
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君達の言いたい事は良く分かる 僕も出来れば

身分制度など無い方が良いと思っている。



エドン国に帰還後、スケさんとカクさんは 「王子が王位に就いたら侍制度は廃止される」
そうなっても 「王子が拙者達を必要ならどこまでも付いて行く」 と意気投合してました。
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早く支度してよ、また一緒に来てもらうんだから

シノブさんは 「これからの事はお城を出てから考えよう」 と王子との別れを覚悟してました。
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モチロンだよ、イヤだなんて言わせないよ♪

また御一緒に旅が出来るんですね(嬉々)

王子の結論は「もう一度全部の星を回って、一人でも多く何を望んでいるかを聞く」事。
「身分制度廃止は急ぎ過ぎかも知れない」という大局的かつ政治的な物の見方が出来て、
「損得」ではなく「人徳」で人を動かす事が出来る… 見た事がないタイプのヒーローでした。

王子は「宇宙船POUR号」の自分の席の隣にシノブさんの席を作りました。 この事から…
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「最終回でミト王子はシノブさんと結婚した」と思った方が多いようです。 それは誤りですが、

「ロボットアニメ史上、最も幸福なヒロイン」
はシノブさんかも知れません。

本作以前に管理人が見たヒーロー達は、ヒロインからの思いに応える事は皆無でした。
全員朴念仁だったワケではなく、人間じゃなかったり、相手を戦いに巻き込まないためや、
使命を優先するために 「応えたいけど、応えられない」 例も多かったです。

全体的に「ゆるい」作品ですが「一つの悪を倒しても幸福な世界に出来ない」点はリアルです。

ミト王子は①みんなを幸せにする、②ヒロインを幸せにする方法を模索するヒーローでした。

おそらく王子は旅から戻った後に即位して、シノブさんと結婚。 「身分制度廃止」を進め
議会を設立する事に対する理解を求めるため、いつか3度目の旅に出るかも知れません。
でわ

P.S.
「ブータン王国」のジグミ・シンゲ・ワンチュク先代国王(第4代)は72年に16歳で即位し、
「国民総幸福量」(GNH)を提唱した事で世界的に知られてます。 06年に息子に王位を譲って
国内漫遊の旅を始め、民衆に「民主化」への理解と協力を求める活動をされてるらしいです。

ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク現国王(33歳)は、11年に平民の女性と御結婚され
その直後の外遊先に日本を選ばれ、東日本大震災の被災地・福島県を訪問されました。

「幸せの国・ブータン」で初の政権交代が起きたという最近のニュース。

どこの国も様々な問題を抱えていて「理想的な政治」とはほど遠いようです。
日本は最近やっと "毎年総理が変わる" 状況を脱しましたが、これからどうなるでしょうね。
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19:00  |  巨大ロボアニメ

Comment

ダイオージャといえば…

たしかサンライズのロボットアニメで唯一渡辺宙明さんが劇伴を
手がけた作品だったと思います。ちなみに主題歌を歌っていたのは
「トライダーG7」・「イデオン」そしてこれもまた時代劇の
「必殺シリーズ」を元ネタとしたロボットアニメの「ブライガー」
等で知られるたいらいさおさんでした。

トライダー共々主題歌は中々手に入らなかったので一昨年位に
サンライズロボットアニメ主題歌全集のCDが発売されたのは
嬉しかったです。

余談ですが確かダイオージャより少し後位に「まんが水戸黄門」
というのもあって、僕は一時期助さん格さんのキャストがごっちゃに
なってました。(今は"兜甲児"と"シバラク先生"と知ってますが。)
そっちはそっちでご老公の声が"味皇さま"(藤本譲)だったのを
再放送か何かで知り、印象的だったのですが…

あと、星系を束ねる王家の王子で巨大ロボに乗り、主人公の声が
古川登志夫という共通点を持つ"ダルタニアス"との共演を
果たした「スパロボGC」およびその移植作の「XO」での会話を
見てみたいのですが、GCもX-BOXも本体を持ってないので未だに
見れてません…

なお、本編はほぼ全話リアルタイムで見たはずですが、内容は
あまり覚えてません。尤もダルタニアスの方はスパロボD以前に
見た事は一度もありませんが…

あと、身分制度をあまり急に撤廃しようとすると今度は
「バクシンガー」の世界になってしまう訳ですが。
堀川廉 |  2013.07.30(火) 13:04 | URL |  【編集】

お久しぶりです、堀川廉 さん

サンライズはガンダム以外に… という話は良く聞きますね。
「ダイオージャ」は最終回の王子の決断に心底驚いた記憶があります。
「一番ガンダムをうまく使える人」よりスゴイと思いましたよw

実は「まんが水戸黄門」は次回の記事で触れる予定です。
OPしか覚えてませんでしたが、今観ると腹筋崩壊しそうなほど面白いです。
視聴困難な作品でしたが、ネット社会になってから再評価されてるようです。

私は05年だけ「ゲーム復帰」した時期があって、
スパロボMXから始めて「A」「R」「D」「GC」を中古でプレイしました。
「GC」は面白かったです。 ダイオージャがサイズMだと知りましたw
「ダルタニアス」は私も観た事ないです。 その制作が遅れたので
「ダイモス」のあと番組が「BFJ」になったようですね。
「70年代後半のロボットアニメ」をその内に整理して採り上げてみたいです。
でわ
珍来 |  2013.07.30(火) 21:30 | URL |  【編集】

初めまして…で古い記事に食い付いてスミマセンが

ダイオージャは一番好きな作品なので、この記事、とても嬉しいです!

私は再放送でハマったくちですが、本放送も見てはいました。
なのに当時の印象は記憶に無くて、再放送やってると小耳に挟んだ瞬間、
「好きだった!見たい!!」って思ったという…すごいタイムラグで〝好き〟を自覚したので、いまだに特別な作品です。

兎に角私は一番にシノブさんが好きで。勿論、王子も好きですけどね。
…で、2人の言動は熟知しているつもりなので、記事中の
「第何話か失念しましたが…」の辺りにぶっ飛んだんですケド。
そーのー発言はー…別の作品じゃないですかねぇ…。(^^;)
ただ、「シノブさんがよそよそしくなった」「立ち去った」の部分には
思い当たる節が有って、42話「裁かれた名奉行」かなと思ってみました。

この回は遠山の金さん的な人が悪で、シノブさんがゲスト待遇。
王子はゲストに身の上を語らせねばなりませんが、そこが彼女は手強かった。
シノブさん、冒頭から団欒に参加せず独り暗い顔で、心配した王子が
訳を訊いても彼女は答えません。その後無断で調査に出た為王子は後をつけ…
と、この流れが書かれている事と重なりませんか?

ともあれ「ロボットアニメ史上、最も幸福なヒロイン(かも)」って
嬉しいフレーズです! そんな風に考えたこと無かったので、目からウロコでした。
確かに他のロボット物のヒロイン達と比べたら、主人公から気にして貰えてます。
最終回でのシート増設も、いつも彼女が立っていたのを気にしてたんだと分かる
良い演出ですよねぇ。(バルジャンに取られそうな危険を感じますが)

まあシノブさん的には旅の同道だけで満足しちゃいそうな感じはあるのですが
きっと王子がその手で彼女を幸せにしてくれるんだろうな…と思えるラスト。
うん、本編の終わり方が良かったので、今でも好きでいられるのかもしれません。


素早いレス、Thanksです! で、P.S.

「終盤になってから、ちゃんと」なるのは成長描写なんでしょうね。
ミト王子も回ごとの振り幅は大きかったですが、成長はしてました。
(彼の心配なところは身長のほう。設定140cm。)

「身分違いに悩む」シーン…
42話の落ち込みは「恩師への無念」なのでそれには当たらないかもですね。
 でも金山作画でマツ毛増量、どっぷり悩む姿は「もう少し元気なフリしても
 いいんじゃ?」と思う程でした。打ち明けてからは一転元気です。
45話がロミジュリ風なので「身分が違い過ぎます」と発言した人がいましたが
 ゲストの、しかも男の方。(相手が姫なので悩む)確認ならBパートだけでOK
 王子の「好きな人はシノブさん」発言も「お芝居」とされています。
 でもいつもは永井さんのナレーションで締めるところを
 シノブさんのモノローグにしてて、彼女の本心が垣間見える部分です。
テッセン |  2015.07.03(金) 19:24 | URL |  【編集】

初めまして、テッセンさん

コメントありがとうございます。
古い記事へのコメントは大歓迎なので、他にお好きな作品が
ありましたら「検索フォーム」をご利用下さい。
もしかしたら、その作品も記事にしてるかも知れません。

ダイオージャは本放送では記事中の理由で注目してませんでしたが、
再放送で「ミト王子」に好感(特に最終回)を持って興味を持ちました。

①「身分制度廃止」を急ぎ過ぎてはいけない、と結論を出した事。
猪突猛進ではなく「大局的な見方が出来る」主人公でしたし…

②ヒロインを幸せにした稀有なヒーローである事。
朴念仁が多いけど、様々な理由で幸せに出来ない例が多いですね。
「ロボットアニメ史上、最も幸福なヒロイン(かも)」は
少しも大袈裟ではないと思います。 他にヒロインを幸せに出来た
ロボアニメの主人公って「Gガン」の「ドモン」くらい…
「ゲッターロボ」の「神隼人」もそうかな、けっこう居るかな。。。
終盤になってから、ちゃんとした、みたいな例が多いと思いますw

42話「裁かれた名奉行」の内容はまだ確認が取れてませんが、
シノブさんが「身分が違いすぎる、好きになってはいけない」
と思い悩むシーンはあった記憶があります。
確認が取れたら、何かコメントを書き足すかも知れません。
でわ
珍来 |  2015.07.03(金) 23:01 | URL |  【編集】

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