2013.09.01 (Sun)

巨大ロボット特撮&アニメ (60~)

日本のテレビアニメ元年に放送された「鉄人28号」(63~5)は「巨大ロボットアニメ」の元祖。
鉄人28号(63-5)

敵に渡すな大事なリモコン 「正義の味方」 or 「悪魔の手先」

「マジンガーZ」「初代ガンダム」全高18.0m設定は元祖をリスペクトした、と言われています。

「(第1次)石油危機」(73)までの「巨大ロボット特撮&アニメ」の流れを非常に駆け足で紹介と、
アニメ第1作を知らない管理人とその姉達が「鉄人28号」を大好きだった、というお話。
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SF小説「宇宙戦争」(1,898年)以来「宇宙人は侵略者」的イメージが支配的でしたが、
その後「地球人に友好的で平和を愛する宇宙人」が次第に描かれるようになりました。
アメコミ「スーパーマン」(1,938年、世界初のスーパーヒーロー)がその代表的な例です。

しかし「ロボット」(戯曲「R.U.R.」(1,920年)で定着)は「神への冒涜」的イメージが強いためか、
西洋では「主人公」(パートナーや敵役、悪役ではなく)にする発想が無かったようです。

漫画「鉄腕アトム」(52~68、原作:手塚治虫(89年満60歳没)大先生)は、
「世界初の(等身大)ロボットを正義のヒーロー」
にした作品で、漫画「鉄人28号」(56~66、原作:横山光輝(04年満69歳没)大先生)は、
「世界初の巨大ロボットを正義のヒーロー」 
にした作品です。 日本が生み出した新しいタイプの完全オリジナル・ヒーロー像と言えます。
(「巨大」の定義が曖昧ですが「世界初の巨大な正義のヒーロー」と言えるかも知れません)


「月光仮面」(58~9)は「国産初の連続テレビドラマ」で "和製スーパーマン" を目指した…
月光仮面(58)

憎むな! 殺すな! 赦しましょう! 元祖「正義の味方」。

模倣に留まらない "東洋的な正義のヒーロー像" を確立しました。 「テレビ特撮元年」の…
実写版アトム&鉄人
翌年(59)に実写版「鉄腕アトム」、翌翌年(60)に実写版「鉄人28号」が制作されましたが、
残念ながら評判が良くなかったようです(「鉄人」は2m程度で全13話で打ち切られました)。

アニメ第1作「鉄腕アトム」(63~66、全199話!)は日本初の1話30分の連続TVアニメでした。


心正しい ラララ 科学の子 「日本のロボット技術を世界一にした」
とまで賞賛される作品です。 「テレビアニメ元年」は冒頭のアニメ第1作「鉄人28号」と更に、

「エイトマン」(63~5)が人気を呼びました! 射殺された東八郎刑事の人格記憶を移植した…
エイトマン(63) 
「スーパーロボット」でOPでは何と新幹線(東海道、64年開通)を抜き去ってます!

「アトム」「鉄人」に対抗すべく「大人要素を採り入れる」発想が当時からありました。
他に「狼少年ケン」(63~5)も大人気でしたが「元年」に3本もロボットアニメが放送された事は 
「ロボットは友達」 的な感性が日本人に元来ある証拠かも知れません。
"東アジアの奇跡" 「高度経済成長」(55~73)を成し遂げた要因の一つでしょうか。


「巨大ロボット特撮&アニメ年表」(60~73)、今回「等身大ロボット」作品は省略。
巨大ロボット 特撮&アニメ
巨大ロボットか微妙な作品も入れました(動画はこれまで記事で触れてない作品を優先)。

「マグマ大使」(66~7)は "日本初のカラー特撮ドラマ" (「ウルトラマン」より13日早い)。

地球の創造主アースが生んだ「ロケット人間」という良く分からない設定で、個人的に(正側で)
「初の変形巨大ロボット」でない事が惜しい… 原作者の手塚大先生は実写版アトムから
当初実写化に難色を示されましたが、のちに「素晴らしい作品だった!」と絶賛されてます。

「ジャイアントロボ」(67~8)は東映がテレビ化前提で横山大先生に原作依頼した作品。
主人公・草間大作の命令しか受け付けない自律式で、数々の内蔵武器を搭載するなど
大人気でしたが、制作中に赤字となり第26話「ギロチン最後の日」が最終回になりました。

地球を護るため、ロボが自分の判断と意志でBF団の総統・ギロチン帝王を抱き抱え
大作少年の制止も聞かず宇宙に飛び出し、隕石に突っ込んで果てる、凄絶な最期で
男児達ばかりか女児達からも大きな反響があったという逸話があります。


「魔神バンダー」(69)は「守護神バンダー」が映画「大魔神」(66)のように怒ると頭部が…

「魔神」になる全13話の幻の作品…  「巨大ロボット」の停滞期は72年に破られます!


「アイアンキング」(72~3)はサイボーグ・霧島五郎が巨大戦士アイアンキングに変身。

融合型「アストロガンガー」との三つ巴は搭乗操縦型「マジンガーZ」の圧倒的一人勝ちでした。

「ジャンボーグA」(73)は円谷プロ制作で「史上初の2号ロボ」が登場しました。
ジャンボーグA9(73)
第27話登場の「ジャンボーグ9」と状況によって乗り換える、早過ぎるアイディアでした。

「スーパーロボット レッドバロン」(73~4)の企画は「マジンガーZ」に先駆けていた、
説もあるようです。 搭乗操縦型を特撮の方が先にやっていたら、どうなってたか…
Super Robot Red Baron (73)
人気が高かったものの、石油ショックでメインスポンサーが倒産して全39話で終了。。。
その後の制作費高騰で、特撮は「(巨大ロボット)アニメ」に押されていく事になりました。
「集団ヒーロー」+「巨大ロボ」は「バトルフィーバーJ」(79~80)を先駆けてます。

「バビル2世」(73)ではポセイドンが登場。 OP&EDが凄まじくカッコ良いです!
実はこれまで採り上げた作品で、唯一管理人が再放送で観た事がある作品ですね。

「超常現象(オカルト)ブーム」(73~9?)を先駆けた作品で、大御所声優・神谷明さんの
初主演作(バビル2世・古見浩一役)です。 以下の放送枠のためか女性ファンも多く…
東映魔女っ子シリーズ
第26話までで、浩一が好きで心配して探し回るヒロイン(原作にも登場)が登場しなくなり、
第27話からの新ヒロインと浩一が仲良くなったことに抗議が殺到した、逸話があります。
「アニメブーム」(75~85?)が既に始まっていたのかも知れません。 そのため
75年から80年代初頭までは "特撮冬の時代" でした。 その辺は今後の記事で。
でわ

P.S.
管理人にとって「鉄人」はアニメ第2作「(太陽の使者)鉄人28号」(80~1)です。
イケメン&マッチョな鉄人は、大きな変形と合体をせず内蔵武器も外装武器も無いけど、
装甲が固くて基本性能と運動能力が高く、陸空海&宇宙でも変わらず強い。
「バトルフィーバーロボ」と同様にシンプルなカッコ良さと "リアルさ" を漠然と感じました。
(しかし「機動戦士ガンダム」(79~80)本放送の記憶は全くありませんw)

主人公・金田正太郎(「ショタコン」の語源になった)は反射神経と思い切りの良さを持つ
優秀な操縦者ですが、敵ロボット(有人機)のコクピットを容赦なく攻撃したりするので
姉達は管理人に「悪い人でもなるべく助けてあげた方が良いよね」と言いましたw

第34話「最大の敵!ブラックオックス」で登場した人工知能(ただし3歳児ほど)搭載の
自律型ロボット・ブラックオックスが、第49話「さらばブラックオックス」で最期を迎えました。
(本作では不乱拳博士はブラックオックスを「私の子供」と呼び、深い愛情を持って造りました)
さらばブラックオックス
彼は鉄人を「友達」と思ってるようで、責任を感じて取った自主的な行動によって起きた悲劇。
顔の装甲が彼の "墓標" のように地面に突き刺さるラストシーンでは、姉達も涙ぐんでいて

「女性にもロボットを愛する心がある」 と感じました。

女性に対して失礼かも知れませんが、当時の管理人は本当に心底驚いたんです!

後番組「六神合体ゴッドマーズ」(81~2)はどう見ても不必要な変形合体をしていて、
ゴッドマーズが全然動かなかったので好みではなく、管理人はあまり観ませんでした。
しかし姉達は熱心に観ていて、管理人は「???」と疑問に思ったのでしたw

<追加>
アニメ第3作「超電動ロボ 鉄人28号FX」(92~3)は観た事がないですね。
第4作(04)ではPS2のゲームも発売されました(この年に横山大先生は急逝)。
アニメ化50周年の今年アニメ第5作「鉄人28号ガオ!」が放送中です。
…って、3作とも記事を書き始めてから初めて知りました。 今回も詰め込み杉w
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テーマ : 特撮ヒーロー - ジャンル : テレビ・ラジオ

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Comment

お久しぶりです。

シルバー仮面ジャイアントは、巨大ヒーローに入りませんかね。

ストーリーとかはまったく覚えてないのですが、当時アイアンキングを初めて見た時「シルバー仮面ジャイアントのパクリだ!」って思った記憶があります。

今見るとあんまり似てないんですけどね。頭部の兜っぽい造形からそう思ったのかな?
るー |  2013.09.08(日) 22:04 | URL |  【編集】

お久しぶりです、るーさん

御指摘ありがとうございます。
「シルバー仮面(ジャイアント)」(71~2)が分からなくて調べました。
当初「等身大」で第11話から「巨大」に路線変更したんですね。
サイボーグが巨大化する「アイアンキング」(72~3)を
「巨大ロボット」の表に入れるべきか迷いましたが、
そちらを入れるなら、入れるべきです。
仕方ないのかも知れませんが「ジャンボーグA」(73)も含めて
巨大ヒーロー・ウルトラマンの大成功から抜け切れてない、と思いました。
「ジャイアントロボ」を更に発展させよう、とは思わなかったんですね。

バビル2世の再放送がやっとなので、この年代の話は苦しいです(汗)。
実はどっぷり「巨大ロボアニメ」の世代で、BFJ以降の戦隊は
「何か変わってるのやってる~」くらいの気持ちで観てたと思います。
でわ
珍来 |  2013.09.08(日) 22:57 | URL |  【編集】

仕事が忙しすぎてかなり久々ですが…

ようやく余裕が出来てきたので順にいくつかコメントして
行きたいと思います。

僕も最初に観た「鉄人28号」は"太陽の使者"でしたが、「鉄腕アトム」
の方も初見は80's版でした。

中でも特に印象に残ってたエピソードは最初アトムと同型の
少年型ロボットとして作られたのが後にパワーアップして
再登場した時には成人型になってたライバルロボットのアトラス
の話でした。

あと、僕はリアルタイムでは観てなかったのですが、アトムのリメイク作
として作られたという「ジェッターマルス」のコンセプトはかなり
興味を引きました。姿かたちはアトムそっくりの後継機
(本編の時代設定はアトム誕生の10年後で 2014年…来年です)
で声も同じ清水マリさんでしたが、アトムより精神的にかなり幼く、
未完成という設定はかなり気に入って自作のマンガなどを描く時も
相当影響を受けました。

とはいっても当時好きだったのはやはり鉄人の方でしたが…

ちなみに以前調べてて知りましたが「大鉄人17」というのは鉄人の
オマージュであえて28から1ずつ数を引いて17になったとの事でした。

「ゴッドマーズ」に関してはちょっと面白い逸話がありました。
ドラマ部分とキャラ描写に力を入れ過ぎて本編の尺が足りなくなった
ために合体したら即必殺技で敵を倒してしまい、「ゴッドマーズ
最強伝説」が生まれたという…

そしてそれとは似て非なる理由で最強伝説が生まれたのが
「スパイダーマン」のレオパルドンで、こちらは着ぐるみの重心が
高すぎてまともに歩く事も難しく、あまり格闘シーンが撮れなかった
とかで、やはりすぐ必殺技を使わざるを得なかったとの事でした。

バトルフィーバーロボの活躍ぶりにはレオパルドンの教訓が
活かされていたという事ですね。尤もその後はまたゴッドマーズ
同様に本編を詰め込みすぎてロボ戦がおざなりの消化試合に
なってく訳ですが…




堀川廉 |  2013.10.24(木) 23:03 | URL |  【編集】

お久しぶりです、堀川廉 さん 

本文では触れませんでしたが、私はアニメ第2作のアトムは
全く記憶に無いです。 第3作(03)の存在はたった今知りましたw
「太陽の使者」は毎週楽しく観たのに… 何故か分かりません。
「ジェッターマルス」(77)は再放送で見かけたような記憶があります。
侍型のからくり人形が出て来る話だったような。。。
アトムには敬意を感じますが、私も個人的に鉄人の方が好きですw
「17」を調べた際に、鉄人に敬意を払った逸話を知りました。

「ゴッドマーズ」の頃は合体に凝り過ぎて線が多くなったのと、
女性層、やや高い年齢層のためキャラ描写に力を入れる傾向があり、
更にブームでアニメータ不足のため、力尽きてしまい
"動かないロボット" が増えましたが、私は好みませんでした。

「スパイダーマン」は近年配信されていて初めて視聴しました。
当時の私がレオパルドンを観たら、すぐ視聴をやめた、と確信しましたw
でもバトルフィーバーロボが動き回ったのはレオパルドンのお陰です。

「(スーパー)ライブロボ」はゴッドマーズ化してましたw
「ターボ」~「ファイブ」からロボ戦に工夫を凝らすようになりますが
その頃は巨大ロボットアニメは衰退期に入ってましたね。
でわ
珍来 |  2013.10.25(金) 21:15 | URL |  【編集】

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