2013.10.20 (Sun)

超電磁ロボ コン・バトラーV (76~7)  その2

ガルーダ解任を撤回させるため、休息区司令ミーアは女帝オレアナに堂々と宣言しました。
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必ずコンバトラーVを滅ぼして御覧にいれます

「美形悪役」(♂) はこの2話で完成した、と言える金字塔的エピソード。
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第25話「大将軍ガルーダの悲劇」と第26話「オレアナ城大崩壊!」を紹介します。
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本作(以下「コンV」)は80年代前半では何度も再放送されてました。
第26話が終わると姉達は観なくなってしまうので、当時の管理人はこう思いました。
「これを最終回に持ってくれば良かったんじゃないかな? いや、それはマズいか…」

第25~6話は敵側が「主」になっていて、バトルチーム側が「従」になっていたからです。
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それとは関係無い、第24話「死力だ! ちずるよ起て」でのヒロイン・南原ちずるのパンチラ。


元来ミーアはガルーダを慰めるために造られたハーフロボット(上半身のみ)ですが、
第10話や第12話などで彼女がガルーダを本気で愛してると分かる描写がありました。
「ロボットとキャンベル星人で愛が成立するのか?」は思い掛け無い結末を迎えます。
(ミーアの "角がある人魚" のようなデザインは「人魚姫」を意識したのかも知れません)

ミーアは戦闘作戦区司令ギルアと奴隷獣区司令ナルアを 「お黙り!」 と一喝し、
どれい獣デモンの胸に空間転移した後、オルゴール型の転移装置を破棄しました。
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ガルーダ様、さらばで御座位ます 自ら退路を断って戦う!

彼女の作戦はコンVもろともデモンを自爆させる事、最初からガルーダのため死ぬ覚悟。
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デモンも死ぬ、私も死ぬ、そしてコンバトラーも倒れる 

行くぞ、コンバトラーV!!! 数秒で考え決意した事です。

コンVはミーアの気迫に圧倒されます。 作戦通り組み付いて自爆スィッチを押す前に…
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コンバトラーよ、地獄に行くのだ! ビッグブラストで逆転!

ガルーダが戦闘指揮艦グレイドンで駆け付けた時、既にデモンは大破してました。
デモンの上半身に向かう隙を突かれ、グレイドンは「超電磁タツマキ」を掛けられます。
ミーアは最後の力を振り絞って、ガルーダを救うため「超電磁スピン」に突撃しました。
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ガルーダ様、ミーアが御守り致します!!!

デモンの上半身は墜落して爆発しますが、ミーアは機外に投げ出され原型を留めました。

ガルーダはミーアを一刻も早く修理するために、動けなくなったコンVを放置して撤退。
グレイドンが空間転移不能になったため「敵」に基地の在り処が知られてしまいました。
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ここがお前の故郷なのか? 私は初めて来た

機能停止寸前のミーアを抱えて「サイボーグ工場」(当時「ロボット」との区別は曖昧?)に
ガルーダは入り ”ミーアに関するデータ” を求めて、奥へ奥へと踏み込んでしまいます。

それさえ分かれば、お前は生き返る… いや

必ず生き返らせてみせる!!! そこには自身の秘密が…

"失敗作" 15体を目の当たりにして、彼は自分がキャンベル星人ではない事を知りました。
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ミーアよ笑ってくれ、私はお前と同じロボット…

母上の操り人形だったのだ~
 大将軍ガルーダの悲劇。

長浜総監督は「勇者ライディーン」(75~6)で 「美形悪役」(♂) の需要に気付いて
「悲劇」 の要素を更に盛り込みました。 「美形悪役」(♂)を完成させた、と言えます。

「女性層」を意識しつつ、悪(敵)側のドラマも描いて「やや高い年齢層」にもアピールしました。


”ミーアに関するデータ” は見つからず、ガルーダは完全に機能停止したミーアに詫びます。
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オレアナは利用しただけ、自分の全てを愛してくれたのはミーアだけだった事に気づきました。
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キャンベル星人全てを呪ってやる!!!

ガルーダはキャンベル星人としての誇りも、ミーアの愛も失って、死に場所を求めました。
工場の最深部で打ち捨てられていた自身に似せて造られた巨大ロボットを見付けます。
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母上、覚悟!!! 嘗て母と呼んだオレアナ像に矢を放ち、反逆!

「ナルマグネ光線」により分離させられたバトルチームを助け、コンバインを促します。
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このガルーダと一騎打ちをせよ!!!

本作で "リアルな合体" は完成しました。 分離状態にも明確な役割が与えられてます。
以降の作品では分離状態の意味が希薄になり "合体のための合体" が増えて行きました。

亡きミーアのため、ロボットの意地を示すため、ガルーダは悔いの無い戦いをしました。
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ミーア、もう決してお前を離さない、決して。。。

長浜総監督は次作「超電磁マシーン ボルテスV」(77~8)でプリンス・ハイネルを…

更に「闘将ダイモス」(78~9)ではリヒテル提督を全編に渡って登場させました。
コンVの前半だけでガルーダを退場させたのは "実験" だったから、と思われます。

「ダイモス」は低年齢層男児の支持を受けられた、とは言えず話数短縮になり
次回作に予定されていた「未来ロボ ダルタニアス」(79~80)の制作が間に合わず、
「ダイモス」の後番組は「バトルフィーバーJ」(79~80)になりました。

「スパイダーマン」(78~9)の後番組になった「ダルタニアス」は低年齢層男児を重視し、

「美形悪役」(♂) を採用しなかったため「長浜ロマンロボシリーズ(3部作)」に含まれません。
長浜総監督が途中降板されたためもありますが「4部作」と扱われる事もあります。
イタリアで大人気だったと聞くので興味ありますね。 "胸ライオンロボ" の元祖です。

長浜忠夫大先生は80年に48歳で急逝されましたが、もっと長生きされていたら
「機動戦士ガンダム」(79~80)が再放送で評価された事による80年代前半の
「(第2次)巨大ロボットアニメブーム」をどう迎えられたでしょうね?

「そこまでやって良いならオレも!」 とリアル系作品を制作されたかも知れないし、
既に「女性層」「やや高い年齢層」向けを目指す事の危うさにも気付いてらっしゃったので
苦言を呈されたかも知れません。
でわ

P.S.
次回は79~81年の「ウルトラマン」「仮面ライダー」両シリーズの再出発について。
巨大ロボットに夢中だった管理人は観た記憶が全くありません。
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Comment

ガルーダの最期は…

エヴァの綾波の元ネタですね。ちなみに更にその延長線上に
「とある魔術の禁書目録」の"ミサカシスターズ"がいる訳ですが。

つい先日最終回を迎えたその「禁書目録」のスピンオフ作の
「超電磁砲S」に於いて、クローンである1万人の"妹達"を
実験から救うために"オリジナル"の御坂美琴視点で学園都市最強の
超能力者「一方通行」と戦うエピソードが放送されてましたが、

この"シスターズ編"に於いては完全な悪役だった「一方通行」は
"最弱のヒーロー"に倒された後、今度は自らの罪と向き合いながら
守るべき者を得て闇で戦うダークヒーローになっていきます。

「ドラゴンボールZ」のベジータや「聖闘士星矢」のフェニックス一輝
等にも通じる一度悪として倒された後でそのまま味方にはならず、
新たな自分の道を進んでいくタイプのダークヒーロー、
ダーティーヒーローにはまた主人公たちとは違う魅力があると
思います。「美形悪役」を扱うのならばこれもまた触れておかなければ
ならない要素だと思うのですが。

なお「るろうに剣心」の場合はある意味そこが逆転しているため、
一筋縄には行かないのですが…まぁでも僕は「るろ剣」では
斉藤一が一番好きでした。蒼紫は今イチ…

ちなみに以前ちょっと触れた長谷川裕一先生の「ビクトリーV」や
「ゴッドバード」では美形悪役の市川治軍団は全員最終的には
味方として主人公チームと共闘します。まぁ全員既に死亡はして
いるのですが…
堀川廉 |  2013.10.25(金) 01:08 | URL |  【編集】

綾波の元ネタ、は正直ピンと来ません。

「禁書目録」は全く分かりませんが
最近「プリキュア」にハマってから14年ぶりにアニメ熱が出ています。
「ガールズ&パンツァー」(12~3)に続いて、以前から気になっていた
「魔法少女まどか☆マギカ」(11)も非常に興味深く観たので、
その内「禁書目録」も観るかも知れません。

美形悪役は「メギド王子」までの予定ですが、その先は未定です。
昭和の話が最近多いので強引にでも平成に行こうかな。。。
「悲劇→死」が最初から決められてるのが初期のパターンですが
「人気が出たからレギュラー化」「最初からレギュラー化予定」
が近年多くなってますね。 でも戦隊では居ない、と思います。

「ビクトリーV」「ゴッドバード」はまだ読んでません(汗)。
でわ
珍来 |  2013.10.25(金) 21:56 | URL |  【編集】

悪役がイケメンでした。

悪役のガルーダがイケメンだったのを覚えています。これ以外にも勇者ライディーンのプリンスシャーキン、ダンガードエースのハーケン、ビッグXのハンス少年など、イケメンの悪役は大勢いました。巨大ロボットヒーローは、自分よりも妹の方が大ファンで、情報は妹から得ていた次第です。
鷲尾飛鳥 |  2013.10.26(土) 21:21 | URL |  【編集】

コメントありがとうございます、鷲尾飛鳥さん

ダンガードは当初スポ根路線で失敗したようですね。
トニー・ハーケンの登場は第27話ですか…
放映中に「需要」に気付いて出番が多くなったようです。
「グレンダイザー」にも美形悪役っぽいキャラが登場したんですが
女性ファンを意識出来ず、時代を読み切れなかったんですね。

「ビッグX」(64-5)は以前「日本初の変身シーン」を採り上げました。
ハンス・エンゲルが分からなくて調べましたが、
”冷酷非情だがどこか悪に染まりきれていない面があり、
幾度か救いの手を差し伸べられ、改心の兆しを見せたこともある”
悪役だけど人気が高いキャラのようです。
手塚大先生は狙ったのか? それとも意に反してそうなったのか…

「美形悪役」(♂)ぽいキャラは多く、起源は特定出来ませんね。
でわ
珍来 |  2013.10.27(日) 09:02 | URL |  【編集】

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