2014.03.09 (Sun)

ベルサイユのばら (79~80)

漫画「ベルサイユのばら」(以下「ベルばら」72~3)は社会現象的大ブームを巻き起こしました。
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お前の名は「オスカル」。 私の息子だ!!!

オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェは「男」として育てられ、14歳の春に軍服を着ました。
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行くぞ、アンドレ! うむ 「女」に決別し大人の世界に踏み出します。

第1話「オスカル! バラの運命(さだめ)」と第30話「お前は光 俺は影」を紹介します。

中世の 「女武者伝説」「実在した魔法少女」 について。

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時代劇では最近「ヒロインもの」が多く制作されています。
代表的な例として、NHK大河ドラマ第52作「八重の桜」(13、主演:綾瀬はるか さん)。
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特に "時代劇離れ" してるとされる「F1層」(20歳~34歳の女性)と呼ばれる視聴者層は、
「美少女戦士セーラームーン」シリーズ(92~7)と「戦闘美少女もの」で育った世代なので
その層に何とか観てもらって "時代劇復興" を目指す、関係者の意図だと思われます。

その流れを受けてか、石川県津幡町では「義仲と巴」大河ドラマ誘致を進めています。

巴御前は木曾義仲(1,154~84、享年31歳)の幼馴染で便女(≠正室)と伝えられる女武者!
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巴は色白く髪長く、 容顔まことに優れたり。

強弓精兵、 一人当千の兵者(つわもの)なり。


「平家物語」の「木曾最期」の記述。 日本史上最も有名な「女武者」であり「兵」としては
最強の女性でしょう。 武将の首を片腕で捩じ切るほどの怪力であったと伝えられます。

先日の「ハピネスチャージ プリキュア!」第4話では「キュアラブリー」(愛乃めぐみ)が…
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チョイアーク(戦闘員)の首を片腕で掴んで、サイアーク(怪物)をこれでもかとブン殴りました。
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荒ぶるプリキュアなので「キュ荒ぶり~」なのか… 何か黒いモノが飛び散ってますねw
第3話ではシリーズ初の「プリキュアは恋愛禁止」になりましたが、幼馴染の
相楽誠司がチョイアーク達に襲われた時、彼女は怒りで我を忘れました。 どうなるのかな?

巴御前もこういう人間離れした力技が出来たんでしょうが、実在の人物か非常に怪しいです。

それから実写の宿命ですが「演じられる女優が居るか?」という大きな問題がありますね。


管理人は日本以外はよく知りませんが、古代から中世に掛けての「女武者伝説」は世界に
数多くあるでしょう。 「戦闘美少女もの」の "需要" は古今東西で普遍的にあると思われます。 

その中で際立っているのは「ジャンヌ・ダルク」(1,412~31、享年19歳)!!!
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実在した事は疑いの余地が無く、フランスを救った「国民的ヒロイン」です。
13歳で「神の声」を聴き、様々な「不思議な事」(奇跡?)を起こして、17歳でフランス軍の
指揮を採りました。 「兵」としては不明ですが「将」としてはカリスマ的に優れていたようです。
しかしイギリス軍に「魔女」として火刑に処せられた際には「奇跡」は起こりませんでした。
(彼女を「実在した魔法少女」とするのは問題かも。 その後「魔女ではない」とされました)


日本の「戦闘美少女もの」にも「ジャンヌ・ダルク」の影響が散見されます。
「エスパー魔美」(87-9)はヒロイン・佐倉魔美(14歳)は父方の曽祖母が「フランス人」で…

その先祖は中世の 「魔女狩り」で火炙りにされたようです。 別の回で「ジャンヌ・ダルク」
の話題が出てきますが、魔美の先祖なのか? など超能力との関係は不明のままでした。

「神風怪盗ジャンヌ」(99~00)の日下部まろん(高2)は "ジャンヌ・ダルクの生まれ変わり" 。
(声は桑島法子さん、ナデシコ艦長「ミスマル ユリカ」、男装の麗人「キュアサンシャイン」)

「怪盗セイント・テール」(95~6)とのMAD。 管理人は両方観た事がありませんが…

「セラムン+セイント・テール→ジャンヌ」的な解説がされたようです。 尤もこちらも
「ルパン三世」「キャッツ♥アイ」「魔法のスターマジカルエミ」などの影響を受けてるようです。
(羽丘芽美(中2)の声は櫻井智さん、87年に「レモンエンジェル」の一人としてアイドルデビュー)


「ベルばら」は74年に「宝塚歌劇団」で舞台が大成功して、79年にアニメ化されました。
管理人は本放送を観た記憶が全く無いですが、OPに抵抗を感じたのかも知れません。
85年の再放送時は歴史に興味があり「スケバン刑事」(85)にもハマっていたので観ました。

「ベルばら+リボンの騎士(67~8)」を目指して制作されたのが「ラ・セーヌの星」(75)なので
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初期の「戦闘美少女もの」に影響を与えた作品だと思います。 尤も「リボンの騎士」は
「宝塚歌劇団」が源流のようですね。 更にその源流は「ジャンヌ・ダルク」なのかも…

<追加MAD>(「黒ミューズ」は「ベルばら」や「ラ・セーヌの星」の影響を受けてますね)


オスカルは第29話で近衛連隊を辞め、フランス衛兵隊ベルサイユ常駐部隊長に就きます。
恋を諦めた後でアンドレの愛に気付きましたが、より「男」として強く生きる事を決意しました。
その直後「結婚」話が持ち上がり、自分が多くの男性から想いを寄せられてた事を知ります。

アンドレは友・アランの口利きで、その隊員となり「影」としてオスカルを守り続けました。
(第27話「たとえ光を失うとも…」でアンドレが左目を失明した際、オスカルは激昂しました)
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オスカルやめてくれ、結婚なんてやめてくれ…

何しろこいつはあんたに命懸けだ  厳然たる身分の違い。

ジェローデルは後任の近衛隊長になりましたが、自分の気持ちに気付きオスカルに求婚。
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愛しています、心から。  貴女の従僕にでも、とまで口走ります。

父が撃たれ奇跡的に一命を取り留めた事により、オスカルは自分への求婚者を募集する
舞踏会に出席する事を了承します。 ベルサイユ中から貴公子達が大挙押し寄せましたが… 
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これは奇妙な舞踏会ですね。 女性が一人も

出席されていない
 アンドレの伴を固辞し、軍服のままで出席しました。

彼女が女装した(ドレスを着た)のは生涯でたった一度、初恋の相手・フェルゼンと舞踏会で…

正体を隠して踊り、その想いを自ら断ち切った時だけでした(第25話「かた恋のメヌエット」)。

原作で彼女の死が描かれた後、ファン達の間で実際に葬儀が催されたそうです。
男よりも雄々しく気高い激しい生き方に、多くの女性達が心酔し涙したんだと思います。
(漫画キャラの葬儀は「あしたのジョー」(68~73)の力石徹に次ぐ2例目と言われてます)

これは管理人の個人的な妄想なんですが、オスカルという架空の人物は18世紀末の

フランス革命時にジャンヌ・ダルクが居たら?

という発想でイメージされたのではないか? と思えます。
でわ
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19:00  |  魔法少女&戦闘美少女アニメ

Comment

ヒロインあれこれ

なるほど源平合戦で源頼朝・義経はもとより、
平清盛も主人公になったのにもう一つの源氏、
義仲が取り上げられないのは不思議ですよね。
京に上った後の評判が…とも言われますが
巴御前を軸にした物語なら面白いかもしれませんね。

さて、ベルばらですがオスカルが
ルパン三世にも登場したりするんですよね。
今もルパンvsコナンとかあったりしますが
昔は実写でも大場久美子さんが演じたコメットさんに
ウルトラ兄弟のセブンとタロウ、それにレオがそれぞれ別の回でゲスト出演し
レオに至ってはおおとりゲンこと真夏竜さんが出演されたように
男の子向けと女の子向けのクロスオーバーは
なかなか面白かった記憶があります。
特撮最前線 |  2014.03.13(木) 22:39 | URL |  【編集】

お久しぶりです、特撮最前線 さん

大河ドラマは50作超なので「今までに無いモノ」を採り上げる
必要がありますが「時代劇最後の砦」でもあるので難しい所です。

「義仲と巴」は非常に面白いと思います、実現したら絶対観ます!
義仲は「色白う眉目は好い男…」ですがワイルドな人物だったようです。
義経は「ブ男」説が有力ですが、それをやったら大顰蹙かなw

オスカルがルパンに出た話は、私も再放送で観たので強烈に覚えてます。
大場久美子さんが演じたコメットさんに
真夏竜さんが出演された話は、どこかで聞いた事があります。
でわ
珍来 |  2014.03.13(木) 23:09 | URL |  【編集】

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