2014.03.23 (Sun)

鎧伝サムライトルーパー (88~9)

「鎧伝サムライトルーパー」は「美少年アニメブーム」(88~91)に制作された「鎧もの」。
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「仁」の心で悪を討つ、烈火のリョウ、見参!

「里見八犬伝」がモチーフで「鎧擬亜」(よろいギア)をまとう5人は「五常」の文字を冠します。
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「智」天空のトウマ  「義」金剛のシュウ  「信」水滸のシン  「礼」光輪のセイジ

第1話「ねらわれた大東京」と "伝説" となった第17話「明かされた鎧伝説」を紹介します。

「伝説の鎧」は「パワードスーツ」(強化服)の元ネタ?について。
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古代から中世までの物語で「伝説の武器」(「聖剣」「聖槍」「必ず矢が当る弓」など)と違い
「伝説の鎧」の話はあまり… と言うか、管理人はほとんど聞いた事がありませんね。
神秘の力が宿ったモノをもらえるなら「防具」よりも「武器」の方が絶対欲しくなるでしょう♪

アニメ「聖闘士星矢」(86~9)の城戸沙織(13歳)はオリンポス十二神の一柱・アテナの化身。
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アテナは鎧をまとって産まれた "戦いの女神" であり、父・ゼウスから「アイギス」(山羊革楯)
を借り、英雄ペルセウスが献上した「メドゥーサの首」をはめ込んで "胸当て" にしました。
ギリシャ神話で最も有名で強固な防具であり「イージス(Aegis)艦」の語源になっています。
他にハデスの「隠れ兜」(敵に発見されなくなる)ぐらいしかないんじゃないかと思います。

1stOP「ペガサス幻想(ファンタジー)」初期Ver.(第1~22話)。 アニメ化前提の作品で…

オブジェ形態になる「聖衣」(クロス)は男性層、ギリシャ神話&星座は女性層を狙ってました。

玩具「聖闘士聖衣大系」は87年度男子玩具最大のヒットになり、近年も復刻されてます。
また女性層からも熱烈に支持され「美少年アニメブーム」(88~91)を巻き起こしました。
(「キャプテン翼」(83~6)起源説もありますが、制作側が狙い始めたのは88年のようです)

2ndOP「聖闘士神話(ソルジャードリーム)」海皇ポセイドン編(100~114(最終)話)。

「星矢」は「キン肉マン」(83~6)、「北斗の拳(2)」(84~8)と違って "マネし易い" 所があり、
「鎧もの」(「装着もの」が現在では一般的名称)ブームが起きました。 その前に…


「パワードスーツ」はアメリカのSF小説「宇宙の戦士」(59)が初登場。


88年にサンライズによりOVA化されました。 パワードスーツのデザインは宮武一貴 氏。
「機動戦士ガンダム」(79~80)の「モビルスーツ」のデザインにも影響を与えました。
「超人的な力を発揮出来る鎧」も元ネタは「神話」などのファンタジーではない と言えます。

改訂「ざっくばらんなテレビ朝日系、年度別の放送スケジュール表(76~90)」
改訂「ざっくばらんなテレビ朝日系、年度別の放送スケジュール表(76~90)」
85年から「巨大ロボアニメ」は本数が減り「(第1次)アニメブーム」(75~84?)は去った感
がありました。 「ドラグナー」の不振でバンダイがメインスポンサーを降りてしまいます。
タカラ(「タカラトミー」06~)を新たに迎えた「鎧伝」は従来の路線を捨て、勝負に出ました!

が、管理人は第1話を観て「男児層に人気が出なかった」事に納得しました。 

5人が "名も無い敵" に苦戦し過ぎて「①強そうに見えない」からです。

玩具「超弾動」シリーズは超不振だったようです。 確かに面白味に欠けるように見えます。

日本の「鎧兜」は西洋の「甲冑」よりも美しく実用的とも言われますが、それだけです。
「オブジェ形態」(元来「鎧」に不必要な機能…)になるワケでもなく「②個性に乏しい」
「やや高い年齢の男性層」も見向きもしないかな。。。

管理人がこの作品を初めて知ったのは88.9/4の「二重放送事故」の新聞記事。

先週放送された第17話が9/3に手違いで再度放送された、日本テレビ放送史に残る
珍事件でした。 内容的には「鎧擬亜」のルーツが明かされる重要回でしたね。
視聴率低迷と玩具の超不振により第39話で終了となりました、が!!!

「やや高い年齢の女性層」には超絶的な人気を誇り、番組終了後に声優ユニット「NG5」
が結成されました。 マスコミはその一大ブームを "社会現象" と採り上げました。

随所に「バブル絶頂期」を感じます。 取材対象者を小馬鹿にした内容の番組が多く見られ、
テレビも "調子にノッてる" 感がありましたね。 日本全体もそうでしたが…

「平成のピークは元年である」 で間違いないと思います。
その後は「バブルの後始末」と「デフレスパイラル」に20年以上費やされました。


「新機動戦記ガンダムW」(95~6)は「鎧伝」のスタッフ陣の一部が参加して制作されました。

「美少年アニメ」してますが「男児層」「やや高い年齢の男性層」への配慮もされていた、
ように思います。 「やや高い年齢の女性層」は非常に熱狂的ではあるけど
「玩具を買わない」ので、アニメ&特撮のメインターゲットにならないようです。
「ガンダムW」以降は「美少年アニメ」はあまり制作されてないようですね。

その他の88~91年の「鎧もの」については今後の記事で触れる予定です。
でわ
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テーマ : アニメーション - ジャンル : テレビ・ラジオ

01:30  |  アニメ

Comment

有難う御座います

鎧伝サムライトルーパーに関しては私がDVDまで購入したかったアニメの5本指に入るほど好きなアニメの1つです、ただ想いが強すぎで何てコメントしていいのか分かりません、1986年の聖闘士星矢のヒットで超音戦士ボーグマン、サムライトルーパー、天空戦記シュラトと言った鎧ヒーローアニメが製作会社を超えて製作されましたがシュラトを最後に製作されなくなりました、ネタにするモチーフを使い切ってしまったのかロボットアニメみたいに大量生産される事無く終わりました、ちなみにサムライトルーパーは主演声優陣が結成したNG5が人気となり社会現象にまで発展し80年代終盤から90年代初頭にかけての第2次声優ブームの火付け役となりました、この記事についてのコメントで挙げたアニメは私は全てDVD若しくはブルーレイを購入しています、星矢とボーグマンはブルーレイ化しましたがサムライトルーパーとシュラトは音沙汰が無いので早くブルーレイ化して欲しいですね、長文失礼しました。
あさばよしゆき |  2014.03.23(日) 12:26 | URL |  【編集】

お久しぶりです、あさばよしゆき さん 

私はこの記事を書くまで「二重放送事故」でしか知りませんでした。
「巨大ロボもの」と「鎧もの」の境界は実は曖昧で、83~4年には
巨大ロボよりも「移動形態になる強化服」的な作品もありました。

「ボーグマン」はゴーグルで顔を隠し、女性メンバー・アニスが居る…
と言うか一番人気だったので「美少年アニメ」的ではなかったですね。

「シュラト」は「神甲冑」が移動形態になりますが、やはり玩具が超不振。
「聖衣」の「オブジェ形態」よりもず~っと機能的なんですけどね。

80年代終盤から90年代初頭は「アニメ冬の時代」的に言われますが
声優人気は高かったようですね。 個人的にピンと来なかったりします(笑)。
でわ
珍来 |  2014.03.23(日) 18:19 | URL |  【編集】

当時から聖矢の侍バージョンという
イメージがありました。

ちなみに我が地元は九州の片田舎ですが
アニメに拘ったラジオ番組があって
春休みや夏休み、冬休みになrと
この作品のみならず様々なアニメの
主役級の声優さんを呼んで
色んなイベントをやっていたものです。

この作品を知ったのもそのラジオ番組で
イベントでは声優さんとミニドラマ風の
アテレコ体験をやったりしていたので
噂を聞きつけた県外のアニメファンも
わざわざ遠路はるばる参加していたそうです。
今も昔も民放チャンネルが絶望的に少ない県ですが
ネットが無かった頃の当地にあって
アニメにはそこまではハマっていなくても
貴重な番組だったと思います。

横道にそれましたが色々なターゲット層を模索していた時代ではあったようですね。
ちなみにその地元イベントで多かったんは
やはり「やや高い年齢の女性層」でした。
特撮最前線 |  2014.03.30(日) 10:10 | URL |  【編集】

こんにちは、特撮最前線さん

「星矢のパクリ」と言われがちな作品ですね。
「サリー」に対する「アッコ」、「マジンガー」対する「ゲッター」
のような作品が出てたら「鎧もの」は新分野として定着出来たかも。
「美少年戦隊」は92年から「美少女戦隊」に引き継がれた感がありますね。

私は一時期アイドルのラジオ番組を聴いていて、
イベントにも行った事がありますが、もうすぐ20年前になりますw
声優さんのイベントは全く分からないですね。
茨城なので調べれば「ガルパン」のイベントとかあるかも!

「やや高い年齢の女性層」は最近「アニメを観ない層」とみなされてるようです。
商売にならないから作らない、が真相だと思います。
でわ
珍来 |  2014.03.30(日) 16:43 | URL |  【編集】

鎧ものに関しては色々と述べたい事はあったのですが…

プライベートでの余裕がなく、しばらくコメントできませんでした。
まずはトルーパーに関しては当時、丁度ジャンプを読み始めた頃で
星矢の翌年アニメ化された"奇面組"にハマッていた時期なので全く
眼中に無く、むしろこのジャンルのパイオニアである"星矢"の原点、
"リングにかけろ!"や"風魔の小次郎"に注目し始めてました。古本屋で
コミックス揃えたりして…

で、"星矢"がこのジャンルで一つ頭抜けていると思うのはやはり
"黄金聖衣"の存在だと思われます。
勿論後発の作品にも"輝煌帝"や"ブラフマーのシャクティ"等の
鎧が登場していますが、それらと大きく違うのは
レギュラーメンバー全員にそれぞれ対応した黄金聖衣があり、その
関連性もちゃんとストーリーに織り込まれていた事でした。

それに直接"聖闘士星矢"のキャラに興味はなくとも、自分の星座の
黄金聖衣をオブジェとして飾りたいと思った人も多かったハズ。
一つだけ欠点を挙げるならその場合蟹座や魚座だった人たちが
不遇だったと言う事ですが。

僕の場合は天秤座だったのでそれプラスもう一つトピックがありました。
聖域12宮編で明らかになった衝撃の事実、天秤座の黄金聖衣はまとうだけ
でなく6種類12ヶの武器になるという所でした。

この設定を活かして"ポセイドン編"では7つの柱を打ち砕くために
天秤座の黄金聖衣が大活躍します。

さて、戦隊における鎧ものアニメの影響としていくつか挙げられますが、
あえて記事で取り扱われなかったものをいくつか拾って見ると
まずはダイレンジャーの"天空気殿"を外す訳にはいかないでしょう。
見た目的には"シュラト"の神甲機(バルダ)に近いのですが
龍星王がまとった姿は鎧そのもので、なおかつウォンタイガーと
合体すれば牙大王にもなれるというフレキシブルな所も見逃せません。

もう一つはカーレンジャーです。そもそも
カーレンジャー自体が"クル文化圏"(ダップやラジエッタ、
ボーゾック等が元々いた宙域周辺のこと)の星座、
5つのクルマ座の聖闘士みたいなものですし、
あと、それぞれの個人武器とバズーカ砲に変形合体する
"ギガフォーミュラー"にも間接的に天秤座の黄金聖衣の
影響がうかがえます。

ちなみに"聖闘士星矢"以前に永井豪先生がコロコロコミックに
「鉄戦士ムサシ」という鎧ものを描いていた事がありまして、
そこではマグやミントの様なサポートロボが分解して
鎧のパーツになるという設定で、戦隊でいうと
パワーレンジャーS.P.Dから逆輸入された
"デカレッドバトライザー"が近いかも知れません。

あと、鎧ものとかなり親和性が高いので一応挙げておきますが、
当時、Zガンダムも放送されてて、バンダイのホビー誌
「Bクラブ」等を中心にモビルスーツを鎧に見立てた"MS少女"
というイラストコーナーのジャンルが確立されていました。
そこから連想・派生したアニメ(OVA)等も結構あるようですよ。
堀川廉 |  2014.04.17(木) 17:48 | URL |  【編集】

お久しぶりです、堀川廉 さん

「リングにかけろ」(77~81)は「キン肉マン」以前に
ジャンプを「バトル路線」に向かわせた、説があるようです。
「星矢」は「アニメ化前提の作品」なので
「鎧もの」的アイディアはそれ以前からあった事は明白ですが、
永井豪先生の「鉄戦士ムサシ」(82~3)は知りませんでした!

「星矢」はまず「星座」モチーフというアイディアが素晴らしく、
様々なアイディアがドンドン出て来る感じでした。
私は獅子座ですが、アイオリアはあんまり好きじゃないですね。
最も好きな黄金聖闘士はシュラで、実は2番目はミロだったりします。
蠍座のミロが好きな理由は今後の記事で触れる予定です。

まず「スーパーライブロボ」は「ライブボクサー」が
「聖衣」に分解して「ライブロボ」が装着する的な合体ですね。
フレキシブルになったのは「ジュウレンジャー」からですが
「ダイレンジャー」の「天空気殿」は確かにシュラト的ですね。
戦隊は「鎧もの」の要素を取り入れてた事を改めて認識しました。

"MS少女"ですか、「Bクラブ」は読んだ事がありませんが
「スケバン刑事」を「仮面ライダー」に置き換えたイラストは
ネット上で見た事があります。 別の雑誌でしょうが平成元年?に
「黄金聖闘士」を全員女性にして聖衣も女性的にしたイラストが
印象に残ってます。 その後始まった「セラムン」のようでしたので。
でわ
珍来 |  2014.04.17(木) 22:25 | URL |  【編集】

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