2015.09.23 (Wed)

サスケ (68~9)

「サスケ」は白土三平大先生の代表作の一つで、少年忍者サスケの戦いと成長を描きました。
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絵柄とは裏腹に、容赦無く人がバタバタ死ぬ展開は、当時の他作品とは一線を画しています。
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可愛らしい顔、その顔の裏に恐ろしい復讐の炎が燃えていた

"萌えキャラ" は昔から居た、第10話「鬼姫」第11話「闇笛」第12話「砂地獄」を紹介します。

60年代作品で"リアリティ"が追求された 件について。

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"マンガの神様" 手塚治虫(89年満60歳没)大先生曰く、白土大先生の登場により

(子供)漫画には重厚なドラマ、リアリティ、

イデオロギーが要求されるようになった
 そうです。 

白土大先生の「忍者漫画」には(実現可能かは別にして) "科学的な説明" が付きました

60年代には手塚大先生を含めた多くの漫画家が触発され「忍者漫画」に挑んでいます。
おれは猿飛だ! 1
…全く聞かない作品で「全集」でしか読めないんですから、成功しなかったんでしょう。
大成功したのは「影丸」「赤影」などの横山光輝(04年満69歳没)大先生くらいのような… 
ギャグ系なら藤子不二雄Ⓐ(現在81歳)大先生の「忍者ハットリくん」(64~8)がありますね。

吉田 竜夫(77年満45歳没)大先生の漫画「少年忍者部隊月光」は伊賀流・甲賀流の "末裔"
という逆転の発想で成功! テレビドラマ版(64~6)では「現代の忍者」 になりました。
月蝕は女だった
"忍者を科学しよう" という雰囲気の中で「科学の忍者」の発想も浮かんだのかも。。。

映画「スターウォーズ」シリーズ(77~、米作品)の影響で日本のアニメ&特撮作品は
"リアリティを追求するようになった" という指摘もありますが、60年代から追求してました。
実は逆に「スターウォーズ」の方も日本の時代劇の影響を随所に受けてたりしてます。

アニメ「どろろ」(69)は手塚大先生が水木しげる大先生の "妖怪もの" に触発された作品。

68年にカラーのパイロットフィルムが製作されましたが、スポンサーから「血が生々しすぎる」
とクレームが付いて、本放送ではモノクロになりました。 …多くのジャンルに貪欲に挑んだ
手塚大先生でも "運動が苦手" だったので「スポ根」だけは描けなかったのは有名なお話。


鬼姫(声:杉山佳寿子さん、ハイジ、白鳥のジュン)は己の最も得意な術を使ってしまいます。
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九鬼忍法「闇笛の術」  "生き残り" が居る事も「本命」に知られました。

迂闊な所もありますが、美少女と自覚してて "涙" を武器にして、母が居ないサスケに…
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よせよオイラそういう話、弱いんだ 巧みに近づきました。

母親を探す少女「キク」を名乗って近づき、水瓶に毒を入れてサスケを毒殺しようとします。
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アハッ、もう手遅れだよ、今頃はもうお陀仏さw

「女性の忍者」(くノ一)の任務は主に "情報収集" で女中として送り込まれたようです。


容姿が重要視され美女が多かったかも知れませんし "暗殺" もした可能性はありますが、
江戸時代に成立した忍術書には "色仕掛け" の記述は一切発見されてません。

「サスケ」の前番組「キャプテン・スカーレット」(68、英作品)の通称「エンジェル隊」(5名)は、
日本では「とべよ!エンジェル」というテーマソングまで作られました。 海外映像作品では
"初の全員女性の戦闘部隊" 説があります。 それが本当ならば日本の…

小説「くノ一忍法帖」(60~1)や映画「くノ一忍法」(64、女忍者達が初主役)の方が先でした。


本作を再放送で観た管理人は、水瓶の仕掛けの解説で「しゅろって何?」と漠然と思い
"ヤシ科の植物の繊維" と知った後「それで完全に除去出来るの?」と強い疑問を感じました。
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濁った水や毒水は瓶の中の石や砂や棕梠などによって
漉されて奇麗な水となって下の栓から出て来るのだ


サスケの父・大猿大助は息子の成長の為に鬼姫を泳がせてました。 これも疑問ですね…
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少々痛い思いをしなければ目が覚めんだろ

鬼姫は素性をバラし、サスケと対決します。 「猿飛の術」(猿のように自由自在に移動する術)
「火炎の術」などの甲賀流忍術を使うサスケに圧倒され、復讐を諦めるように迫られます。 
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殺せ、死んだって化けて出て復讐してやる! 

ようし、殺してやる!!! サスケは彼女を殺せませんでした。

「猿飛佐助」は講談で登場した架空の忍者で「立川文庫」(1,911~24?)が講談を本にして…

大正3年(1,914年)に出版しました。 「真田三代記」と「西遊記」を混ぜた、と言われます。
忍術と妖術の区別が曖昧だったり、忍者が妖怪と戦う作品が多いのは当然なのかも。
(「真田十勇士」は全て架空ですが、それぞれモデルになった実在の人物が居たようです)


「蛍火の術」の解説は「ヒカリゴケ」(光を反射する)や「ウミボタル」(水を掛けると光る)を
素直に信じました。 実在しますが、十分な光を得る為にどのくらい必要かは知りません。
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海蛍という夜光虫の一種を用いたもので…

サスケ親子は旅に出たので、鬼姫は関係無い人達を巻き込み始めます。 易者と絵師で
生計を立ててる元忍者・赤猿が、ちゃんと説明しなかったので多くの罪も無い人々が死亡。
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一人残らず死相が表れてるのじゃ モブに厳しい(モブ厳)

は70年代までの作品では当り前ですが、ここで冷静だったサスケが、仔犬を殺されて
激怒した事に、管理人は唖然とした記憶があります。 …後ろのオヤジもどうかしてる。。。
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今日という今日は勘弁ならん 叩き殺してやる!!!

直接殺したくないので、鬼姫を "流砂" に誘い込みました。 サスケの言う事は全くの正論!

お前が殺した人達も皆その様に苦しんだんだ

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お前の様な奴は死んだ方が良いんだ、死んだ

方が世の中の為なんだ、死んじまえ!!!


結局、彼は2度も彼女の命を助けてしまいます。 もう互いに交わす言葉もありませんでした。 

次話で鬼姫は赤猿の導きで "絵の情熱" に目覚め "復讐" を忘れました。 彼女の事を
今で言う "萌えキャラ" と評する人も居ますが "モブ厳" に強い抵抗があった管理人は

「関係無い人達を巻き込んだ事を忘れるな」

と怒りを感じた事だけはハッキリ覚えていて "萌え" とは程遠かった、ように思います。

「平家物語」の「巴御前」や「児雷也豪傑譚」の「綱手(姫)」も "美女" と強調されてますから、
"萌え" という言葉は無いけど、そういう(モノを求める)感覚は昔からあったんでしょう。
でわ

P.S.
「少年忍者風のフジ丸」(64~5)は初の白土大先生原作アニメで最初の数話はカラー。

国産初のカラーテレビアニメシリーズ「ジャングル大帝」(65~6)に先駆けてました。
全65話ですが、第29話から白土三平原作ではなくなったので、色々あったようです。

初の国産カラーアニメシリーズ「ドルフィン王子」(65.4/4~18、全3回)は未発見ですが…

最古の国産テレビアニメ「もぐらのアバンチュール」(58.10/15放送)が近年発見されました!
カラーテレビ試験放送用に製作された単発作品で、国産カラーテレビ発売(60.7月)より前。
…内容云々より兎に角貴重、観ようによっては "萌え" られるようなw
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Comment

無題

サスケの声は雷門ケン坊で、サスケ以外では、ダメオヤジでタコ坊の声をやっていました。
鷲尾飛鳥 |  2015.09.24(木) 21:05 | URL |  【編集】

アニメ「ダメおやじ」(74)を検索しました。
 ttps://www.youtube.com/watch?v=8HIkHywh-xI
 ttps://www.youtube.com/watch?v=lgR1tJOKv44
80年代に再放送されたのか知りませんが全く記憶にありません。
週刊少年サンデーで70~82年まで12年も連載された、って信じられない!

「おじゃまんが山田くん」(80~2)は観てました。
「山田 のぼる」の声ですね。
"芸能界に嫌気がさし引退、現在はサラリーマンをしている"
はその終了後でしょうね。
でわ
珍来 |  2015.09.24(木) 22:17 | URL |  【編集】

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